日曜日, 4月 22, 2007

一般公開を終えて思うこと

理研の一般公開のため、研究室の全体説明を朝から晩までしていた。子供連れの家族やカップル、中高生の集団、理研の職員や大学の先生など、昨年よりは来場者数は少なかったものの、それでも多数が「歌をうたう動物たち」と題した僕らの展示を見に来てくれた。一般の人にも分かるようにと平易な言葉で説明を試みて、改めて自分の理解が浅い所や勉強不足を感じた。

 「モグラって歌うの?」
 「何のためにオウムは真似をするの?」
 「ネアンデルタール人は言葉を話していなかったの?」
 「言語進化の問題が解けるってどういうこと?」

ときに素朴な質問は核心を突いている。知ったかぶりをせずに謙虚に学ばねば。打ち上げでは、研究室のみんなと研究の話や恋愛の話、いろんな話で盛り上がった。これまでいた研究室とはまた違う個性がここには集まっている。
 家に帰って梅田さんのBlogをチェックした。本で対談していらい、脳科学者の茂木さんに注目しているようだ[Link]。茂木さんが駒場の講義で、Googleを引き合いに出して学生をアジッタそうだ(僕が駒場にいたときもそういうスタイルだったなあ)。確かに、「百聞はデモにしかず」というスタイルで、ばんばん動くモノをつくり、Googleはどんどん世界を変えていっている。そのことと研究者も無縁ではなかろう。

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