木曜日, 1月 24, 2008

変わっていくことを受け止める勇気

 大妻女子大の非常勤講師を引き受けて今年で2年目になる。昨日は、担当している画像情報処理論及び演習の補講を5限、6限とやってきた。僕は常に、おもしろい授業、自分にしかできないような授業にしようと気張っている。しかし、その意気込みはしばしば空回りする。そして、昨日の授業はその空回りの授業になってしまった。
 講義内容は通信の生物学動画の現在で、ほぼ徹夜で講義の準備をした。動画の現在はともかくとして、通信の生物学なんてテーマを画像処理の授業でする先生はいまい。きっと学生も夢中になるに違いない。意気揚揚と講義を始めたが、学生の食い付きが悪い。ギザ悪い。この空気を変えなければと軌道修正を図ったけどダメだった。こんなとき、ベテランの先生ならばどうするのだろうか?教育者としての未熟さを痛感した苦い苦い最終講義だった。でも、今年度授業の感想には「難しかったけど、おもしろかった」とか「質問がしやすかった」とか「資料がわかりやすかった」という感想が結構あったので、素直にうれしかった。去年の学生には大分厳しいコメントをもらったが、その反省をちゃんと生かすことができたようだ。
 僕は、講義のまとめに替えて、ホンダのアシモの最新CMを見せた[link]。情報革命と形容されるこのダイナミックな時代を強くしなやかに生きていくためには、変わっていくことを受け止める勇気が必要だ。そうでなければ、「最近の若者は、、、」とか「昔は、、、」を連呼するジジ、ババになってしまう。それを暗に伝えたかった。教え子たちの就職活動がうまくいくことを心から願っている。

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