木曜日, 7月 31, 2008

巨人の肩に立って

 ニュートンがフックに宛てた手紙の中で語った言葉。「私が他の人よりも遠くを見通すことができるのだとしたら、それは巨人の肩に立っているからです。」
Standing on the shoulders of giants
巨人の肩とは、先人たちが積み重ねてきた叡智のこと。「私一人の力ではない」というニュートンの謙虚さを示す例として紹介されることが多いが、本当のところは、宿敵フックが小柄であることへの当てこすりという説が妥当そうだ。(いずれにせよ、今日の自分があることに対して、「おかげさまで」をさらっと言える潔さは格好いい。)この言葉は、もともと西洋にある比喩で、Dwarfs standing on the shoulders of giants がオリジナルのようだ[Link]。そういえば、Google Scholarのサブタイトルもこれでしたね[Link]。
 Oasisのアルバムに「Standing on the shoulder of giants」というのがあるが、これは文法的には間違い。酔っぱらったノエル(Oasisのギターリスト)がタバコの箱に間ってメモをしたのが原因で、みんなが気に入ったためにそのままタイトルに使われたのだそうだ[Link]。 僕はこのアルバムの1曲目がお気に入り。最近また聞いている。曲のタイトルは放送禁止用語なので、ここに載せるのは控えます。



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