土曜日, 8月 16, 2008

Acoustic Communication by Animals 2008

 国際会議 [link] のためにオレゴンに来ている。オレゴン州立大学のあるコーバリス(Corvallis)は、ポートランド空港から高速バスで2時間半のところにある長閑な街だ。ゆったりと時間が流れている。一方会議は、毎日朝8時から夜8時までびっちりスケジュールが組まれていて、かなりハードだ。でも時間はあっという間に過ぎる。オレゴン初滞在は、ホテルと会議場との行き来で終わりそうだ。
 動物のコミュニケーションの国際会議は初めてだったので、どの話も新鮮で面白かった。そして、P.MarlarP.NarinsP. SlaterT. Fitch、この業界の大御所は皆話がうまい。僕は「ジュウシマツの歌の階層性と文法の発達的創発」(PDF)と題してポスター発表をした。この業界の研究者は動物が大好きで、できるだけ「ありのまま(as it is)」を知ろうとするので、KL-divergenceや有限オートマトンなどの抽象化された表現(動物行動の成れの果て)には興味が持ちづらいようだった。こういう学会では、動物のビデオや音声ファイルは必須だ。それでもSongbirdの研究者は興味を持ってくれた。
 それから、SlaterとFitchにEUREKAの宣伝ができたのは良かった。どこまで本気かわからないが、EUREKAのことは手放しで褒めてくれた。(Fitchにはポスドクを募集しているとスカウトされた)いい仕事をすると、こういうところでちゃんと評価をされるのでがんばろう。写真(上)は学会会場、(中)は滞在したホテル、(下)はオレゴン州立大学の競技場。




















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