木曜日, 10月 29, 2009

ハイテク読書の秋

 新しもの好き、読書好きの僕としては気になる話題。Amazonのkindle 2が国際対応し、日本でも使えるようになったのだ[Link]。とはいえ、購入できるのは英語の本だけで、日本語対応はしていない。PDFもソフトで加工すれば読めるが、レイアウトが崩れたりするし、何より手間がかかる。「論文はすべてkindleで読む」というクールな研究スタイルはまだ実現できない。以前、Chuckのkindleを触らせてもらったけど、ボタンをポチッと押してページをめくる操作は不自然な感じがする。iPhoneのように、画面をなでなでというふうにはいかない。ただし、画面表示は白黒だけどシャープでとてもきれい。なので、なおさら操作性の悪さが残念。
 来月にはBarns & Nobles(全米最大の書店)が操作性とデザインではkindleよりも遙かに完成度が高いNookという製品を出す[Link]。OSはGoogleのAndoroid。こちらは国際対応していないので、まだアメリカでしか本が買えないけど。Appleもタブレット型の製品をだすとの噂がある。机の周囲に氾濫した専門書や論文が1つのデバイスにすっきりと収まる日が来ることを祈りつつ、もう少し様子を見ることにしよう。

木曜日, 10月 22, 2009

きのこりす

先週雨が降った後、庭にきのこが生えた。それを食べている子リスがいた。

「旨すぎて笑いが止まらんなぁ。」
もしかして、...。

火曜日, 10月 20, 2009

スポーツの秋

 UCLAのサッカー男子チームの試合を見に行ってきた。この日はUCLA vs. Stanford。大学関係者とその家族はチケット代が無料(一般は7ドルで、子供は5ドル)。からっと晴れた日曜の午後、こんな風に時間を過ごすのもいいもんだ。試合は2-0でUCLAが勝ちました。ここしばらく全米チャンピオンから遠ざかっているので、今期は順調な滑り出しです。
 試合よりも気になったのが、UCLAブルーインズのマスコットのジョー。きれいな女の子を見かけるとやたらちょっかい出したり、子供に鼻くそをつけたり(もちろん冗談で)、やりたい放題。競技場の向こう側に見えるのはUCLAの校舎。とてもきれい。

木曜日, 10月 15, 2009

レイニーブルー

 昨日今日とロサンゼルスではめずらしく雨が降った。水溜まりをよけて歩く人々を尻目に、草花はここぞとばかりにチュウチュウ水分補給をしていた。
 午前中、例の英語のクラスに参加してきた。初回は周りの人がペラペラなのと(みんな教室に来る必要がないぐらい)、自分があまりにも話せないことに愕然とした。いきなり、「アメリカの健康保険制度の是非について、賛成派と反対派に分かれて議論しなさい」ではハードルが高すぎた。英語以前に保険のことがわからない。自分の無知を嘆いても仕方がないので、これを機にニュースをかかさずチェックすることにしよう。今日は議論しやすいトピックだったので少しはついて行けた。人口問題、シェイクスピアのロミオとジュリエットの英語(単語も文法もずいぶん違う)、ロサンゼルスでの経験談など。新鮮でおもしろい。来週は各自アメリカの文学作品の紹介をするようだ。僕が紹介するならマーク・トウェイントム・ソーヤかな。
 午後はミーティングで、最近の解析結果をChuckに説明した。「It's nifty!」と言っていたので、辞書で調べたら、ニフティーって「すばらしい」という意味だったんですね。こっちに来てから始めた研究もここ一ヶ月でだいぶ形になってきた。そんなこんなで、今日は雨降りでもブルーじゃない。

日曜日, 10月 11, 2009

もっさりバジル

 我が家のバジルがもっさりしてきました(写真手前)。先月は少し枯れかけましたが、肥料をまいたのが功を奏したようです。今はこうして太陽光を浴びて、すくすく育っています。いい子です。今週はモッツァレラチーズのパスタで美味しくいただきます。
 遅れて来た(うんこ)ルーキーの大葉も元気になり(写真奧)、新人のカモミールと何とかという花(名前を忘れた)も生えてきました。こうしてプランターの住人の生長を見るのが日々の楽しみです。

火曜日, 10月 06, 2009

セミナー三昧

 最近ではすっかり日が暮れるのも早くなり、朝晩は冷えるようになってきた。つい先週まで短パンにTシャツで学校に行っていたが、今日からジーンズとパーカーにした。春こちらに来たときの格好だ。あれから半年たったのか。早いものだ。
 新しいシャツに袖を通したときの心地よさや新鮮さが束の間なのと同様、この生活の新鮮さにも半年の時間の中で良くも悪くも慣れた。何をしにここに来たのか、頭を整理して、残りの時間を大切に過ごしたい。シャツを一度脱いで、洗濯後にまた袖を通せば、新鮮さは蘇る。
 秋の授業はとらず、毎日何か1つセミナーに出ることにした。ざっとWebで確認しただけでも、出たいセミナーがたくさんある。飛び入りで聞いてもわからないものばかりだろうけど、できるだけ質問をするようにしよう。
それから、UCLAのESLのハイレベルコースに週一度出ることにした。議論中心なのでついて行けるか心配だ。が、ついて行くしかない。

土曜日, 10月 03, 2009

ファンファーレ

 10月2日締め切りのEVOLANG8(2年に1度開かれる言語進化の国際会議)のアブストラクトを2つ提出した。毎度まいど文章を書き始めるときには、ある種の恐怖を感じる。「まる1日時間を費やして、1行も書けなかったらどうしよう」。それは白いキャンバスに向かうたびに画家が感じるそれと似ているかもしれない。「×××をやったら○○○が出ました」では論文にならない。背景にある物語を伝えられるか、これが肝心。
 前回のEVOLANG7はバルセロナ[Link1][Link2]で、このときはアブストラクトが受理されず、発表なしで学会に参加した。次回は前から行ってみたかったオランダ(ユトレヒト)。僕の好きなディック・ブルーナーやテオ・ヤンセンの母国。2つとも受理されるといいな。南無南無。とりあえず無事提出できたのでファンファーレを。



レベルが上がったかどうかは定かでない...。