日曜日, 3月 28, 2010

桜咲く頃

 ここ数日は引っ越しの準備でてんやわんやだった。おとといは船便で送る荷物を日通に運び込んだ。今日、大きな荷物をストレージに移動すればほぼ帰国準備は完了する。間日の昨日は、Lake Balboaへ桜を見に行ってきた。最盛期は過ぎたがまだたくさんの桜が咲いていた。これらは日本の企業が贈ったものだそうだ。大勢の人が訪れていたが、とりわけ日本人の姿が目立った。どこにいても僕らは不思議と桜に惹き付けられる。「にほんじんだもの」。分かれと出会いが交差する時期に咲く花。LAに来たばかりの右も左も分からなかった自分たちを懐かしみ、帰国してからの新しい生活を思った。数日後には東京にいる。不思議な感じだ。

水曜日, 3月 24, 2010

色とりどりの花

つい先日まで咲いていたはずの花が枯れ、また別の花が咲き始める。季節の変化にハッとさせられることがあります。以前はそんなことにさえ気づかず、気にも留めませんでした。 しかし最近は、そういった自然に向き合うことに関心を持つようになりました。僕が知らない草花には1つ1つ名前があって、あれはあれなりに、これはこれなりに、きれいな花を咲かせている。多様性をありのまま愛でることができると、ものの見方がずいぶんと変わってきます。
 生物を研究するようになって、僕が変わったのでしょうか。





土曜日, 3月 20, 2010

夕暮れと赤いモジャモジャ

 ブロードウェイを通り、バンディーを突っ切って、ソーテルへ。サンタモニカ図書館から自転車をこいで帰宅するのもこれが最後かな。ロサンゼルスもあと1週間。名残り惜しいな。
 お日様が去った後、ちょっとひんやりとした空気を切って自転車を飛ばすのが好き。後方に流れて行く風景の中に不思議な植物を見つけた。この赤い花は何だろうか?

水曜日, 3月 17, 2010

はじめてのフィールド調査

 たった1日だったけど、MartinとChuckと一緒にフィールド調査に行ってきた。調査地はカリフォルニア州・アマドール郡のチャパラル(カリフォルニアの常緑の低木からなる生態系)。お目当ては今論文を書いているCalifornia Thrasher。僕が数えただけでも182種類もの(実際はもっとあるだろう)異なる歌要素からなるとても長くてとても複雑な歌をうたう。俺の島を守るため(縄張り防衛)、そしてかわいいあの子のため(求愛)。こんな複雑な歌にも実はシンプルで美しい規則がある、そしてそれは進化によってデザインされたもの、(平たく言うと)これが今書いている論文。
 今回は繁殖期よりも若干早かったので、直接、California Thrasherを見ることはできなかった。しかし、何度か歌は聞くことができた。まだヘタッピな歌だけど。シャパラルの音空間の豊かさにはただただ圧倒された。ある鳥が歌い、別の鳥が歌い返し、また別の鳥が歌い出す。ハエがブーンと飛び、遠くの牛がモーと鳴く。音に満ちている。その上空では音を殺して鷲が獲物を探している。音の景観(サウンドスケープ)は時々刻々と変化して行く。シャパラル自体がまるで大きな生き物のように。それを肌で感じられただけでも大きな収穫だった。下の写真は奥さんに借りたSonyの一眼レフα100で撮りました。
  • Martinの家の近くに咲いていたDaffodil(ラッパスイセン)
  • Martinが指示を出し、ChuckがiPhone(iBird)でCalifornia Thrasherの歌をプレイバックして誘い出しているところ。iPhoneで生態学...。
  • 本当はこうなるはずだった...

月曜日, 3月 15, 2010

カフェ巡り

 LAに来てからいろんなカフェに行った。僕の中のキング・オブ・コーヒーPeet's Coffee & Tea、ケーキが激甘でいまいちだったM Cafe、致死量のマンゴー・スムージーを飲んだコリアタウンのカフェ(これ)、ケーキがめちゃおいしいアマンディーヌ、サンタモニカ図書館の帰りに必ずよる18th Street Coffee House。LAにはまだまだカフェがあるのだろうけど、そろそろ行き納めです。今日はアパートの知人から教えてもらったRose CafeGround Workに行ってきた。
  • これはローズカフェの入り口。いきなりバラの絵。
  • 店内はこんな感じ。オーガニックにこだわったカリフォルニア料理が食べられる。雑貨コーナーもある。
  • ホワイトデーなのでチョコケーキを奥さんにごちした。見た目はいかにもアメリカンだが、実はそんなに甘くなくおいしい。コーヒーもおいしかった。
  • こちらはこだわりの焙煎コーヒー豆を売っているGround Work。ローズアベニューにある店舗。
  • 店内はこんな感じで、焙煎されたばかりのコーヒーのいいにおいがする。もちろん中でコーヒーを飲むこともできる。
  • こっちはメイン沿いにあるGround Work。ここで、ベニスブレンドを買いました。試飲した感じでは、ほどほどにビターで香りが良い。

久々にカフェねたでした。

水曜日, 3月 10, 2010

Ecolunchの発表だん

 無事、Ecolunchの発表が終わった。週末からずっと資料作りをして、発表直前まで仕上がらなかったので発表練習は全くできず、準備不足の感は否めないが、それでも「Good job!」とか「Cool!」とか言ってもらった。僕の提示したグラフは、僕が言葉で説明できること以上のことを語っていたので、たどたどしい英語でも多分伝わったんだと思う。質問はほとんど出ず、この手法をこんなことに使ったら面白いのでは、というような今後の発展に関するコメントが多かった。
 いい仕事をした後のセミナー発表はやはり楽しい。聴衆の「目から鱗」的な反応を見ると、がんばって良かったと思う。UCLAに来てからはこれが2回目の発表で、前回は結構くやしい思いをしてこんなことをブログに残している。これもいい思い出。こっちも論文にしないと。

土曜日, 3月 06, 2010

焦燥

 3月になったと思ったらもう5日が過ぎた。去年の今頃は渡米の準備でばたばた、今年は帰国の準備でばたばたする。帰国してしまってから「あれを忘れた!」とならないように、ぬかりなくやらなくては。
 帰国準備の一方で、論文、セミナーの発表、野外調査、共同研究、その他云々、スタックは高く積み上がっている。「やらなくてはいけない」というプレッシャーと、「やりたい」という気持ちが衝突して、時々自分でもわけがわからなくなる。僕はあれやこれを同時進行できるほど器用でないので、One thing at a time(1つ1つ)と決めて目の前のことに集中した方が良さそうだ。サンタモニカの18th Street Coffee House(新しいお気に入りのコーヒーショップ)で、キャラメルラテをすすりながらそう思ったのでした。

火曜日, 3月 02, 2010

サンディエゴ旅行2010

 アメリカ滞在中最後の旅行はサンディエゴに行って来ました。LAからは約200kmで、車だと約3時間かかります。初日はハリケーンが直撃してすごい雨の中のドライブになりました。幸いにして次の日と今日は晴れたので、サンディエゴ動物園レゴランドを満喫することができました。サンディエゴは都会でありながら緑がたくさんあって、とても素敵なところです。うちの奥さんは、埃っぽいLAよりもサンディエゴの方が好きだそうです(それでも僕はLAの方が好きだけど)。いくつか写真とコメントを。
  • ミッドウェー博物館: 甲板に出ているときは運良く晴れました。トムキャットF14も展示されています。
  • オールドタウン: ここのホテルに滞在しました。サンディエゴ発祥の地で町並みがきれい。夜でも大勢の観光客でにぎわっていました。
  • サンディエゴ動物園: パンダは一番の目玉(ライブ映像をPanda Camで見ることができます)。今回はシロクマは見ることができませんでした。前回の様子はこちら
  • ラ・ホヤ: とてもきれいな海岸です。ここでブランチをとりました。UCSDがあることでも有名。
  • レゴランド: レゴに似ていると言われてはや5年。やっと行けました。グッズも2つ購入しました。