日曜日, 10月 31, 2010

unconference

 pingpongのワークショップに参加してきた。Uncoferenceという聞き慣れない形式でやるというとこで、どんな議論になるのか想像がつかなかった。unconferenceは、議題や話す人が前もって決まっているのではなく、参加者が自ら議論したいテーマを挙げてセッションを企画し、他の参加者も議論したいテーマに参加するという参加者牽引型の会議だった。
 昨日のシンポジウム(僕は法事で参加できなかった。Ustでその模様が見れます。[Link])と関係あるテーマをと思い、僕は「コミュニケーションの進化的デザイン:過去、現在、未来」というテーマでセッションを企画した。コミュニケーション媒体の制約がコミュニケーションそのものをデザインするという側面があり、例えば音声言語ならば、「音」という一次元的なメディアだからこそ、言語の統語構造の複雑さは生まれたのでないか、というような考え方ができる(その他の要因もあるだろうけど)。一方、Twitterなどのオンライン性の高いテキストベースのコミュニケーションの機会が増えれば、そのような制約を反映してコミュニケーションの形式やあり方もかわるかもしれない。このように、「メディアの進化」が「コミュニケーション進化」を牽引することがあるとするならば、どのようなことが起こりうるか、またそれをどのような視点で捉えればよいか、というようなことを議論した。僕の力不足もあり、議論が十分収束したとは言えないけどとても刺激的な議論で、良い経験をした。

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