木曜日, 12月 30, 2010

SANTOとネルケン

 何度か高円寺のカフェを紹介しましたが、今回はCafe SANTOネルケンを紹介します。
 Cafe SANTOはHappy!高円寺で知ったのですが、家からすぐの早稲田通り沿いにあるお店です。店内にはかわいい小物や絵本がおいてあって、おしゃれでいい感じです。駅から離れていることもあってそれほど混んでおらず、落ち着いて過ごすができました。オーダーした珈琲は独特の香りのするもので、僕の好みとは違うものの、これはこれでありです。穴場です。


 もう一つは以前ちょっと紹介した名曲喫茶ネルケン。クラシックが流れ、たくさんの絵とアンティークの机や椅子のある店内は、独特の雰囲気があります。そして素敵なマダムが丁寧に珈琲を入れてくれます。なんだか50年ぐらい前の時代にタイムリップした感じがします。知る人ぞ知る名店です。

土曜日, 12月 25, 2010

クリスマスイブ

 去年のクリスマスイブはロサンゼルスで過ごした [Link]。24日の午後、ラボの人たちは早々にいなくなり、最後まで残っていた僕が部屋に鍵をかけて、自転車を飛ばして家に向かったことを覚えている。ああ、あれからもう一年が経つのか。月日が経つのは本当に早いなあ。あの頃僕は何をしていただろうか?多分、公募の書類と論文を書いていたのだと思う。結局、今年はこの2つで苦労することになった。
 そして今日は東京で過ごすクリスマスイブ。今年もまた妻が腕を奮ってディナーを作ってくれた。メインメニューはローストビーフとカニピラフ。蟹缶を使ってもメヒコのような味が出せるそうだ。待ちきれずローソンのロールケーキを食べてしまったが、クリスマスケーキは近所のラブリコチエに予約をしていて、明日受け取る。ここのケーキはお手頃な値段でおいしい。
 今日はちょっと良い知らせがきた。人事を尽くして天命を待つ。あるいは、果報は寝て待て。いい子にしますから、もっと良い知らせが来ますように。

月曜日, 12月 20, 2010

思想地図β

 思想地図βの献本が届いた。Vol.1の特集はショッピングとパターン。僕は「鳥の複雑なツイートとその進化的デザイン」という随筆風論文を寄稿させていただいた。最初に執筆のお話をいただいた時は、本当に僕なんかでいいのかと不安に思った。しかし、自分の研究を広い視点で捉えて、一般の方にも分かりやすく伝えたいという思いから執筆をお引き受けした。一体、自分にどんな作品が書けるのかを試してみたかった、とういうのもある。
 楽しくもあり苦しくもある執筆活動は約1ヶ月ほど続き、原稿用紙にして20枚ほどを書き上げた。論文を書くのとはひと味違う難しさを体験した。だから編集の方々から「おもしろかった」とお褒めの言葉をいただいた時は、本当にうれしかった。それなりに味のある作品になったのではないかと思う。あとは読者諸氏に判断をゆだねたい。執筆の機会を与えていただき本当に感謝です。
 (僕以外は)著名な執筆陣による極玉の文章とすごいボリューム。一般書店では12/21発売です。コンテクチュアズのホームページAmazonでも購入できます。これは絶対買いです。

火曜日, 12月 14, 2010

iPhone - 電話

 「iPhone-電話 = iPod touch」というのが一般的な理解だが、僕は本当にiPhone4をiPod touchとして使っている。というのも、義兄がSoftBankの回線があまりに繋がらないことに業を煮やしてKDDIのアンドロイド端末に乗り換えたため、安く譲ってもらったのだ。電話が受けられないのは不便だが、契約すると少なくとも野口英世6人分は毎月飛んで行く。そもそも僕はほとんど電話をしないし、ネットもWiFiかemobileを使うので、電話を受けること以外は全部できる。電話をするときはウィルコムを使うし、Skypeでも電話はかけられる。今のところ何の問題も無く、iPhone4は最強のPDAとして活躍している。カメラがきれいなのがまたうれしい。下の写真はiPhone4で撮ったもの。
  • 近所のクリスマス装飾
  • 妻の作った角煮(高エネ研のみなさんにいただいた圧力鍋で作りました)

土曜日, 12月 11, 2010

英作文

 ニールス・ボーア研から来ている人たちと議論する機会に恵まれた。僕は複雑ネットワークを使った鳥の歌解析について紹介した。とても関心を持ってもらえたので、何だかいつもより饒舌に英語で説明ができた。Krishnaさんはずば抜けてスマートで、「一を聞いて十を知る」感じで僕の話を理解してくれた。共同研究で、母親と子供のやり取りを連続記録してその系列データを分析しようとしているそうで、それに僕の手法が使えそうだと言っていた。早くこの論文を世に出さねば。
 今週から新しいそして懸案事項だった論文に取り組み始めた。しばらく書き進めた後、自分が使っている英語表現を見てみると、昔からたいして上達していないことにがっかりする。もちろん内容の面白さと正確さが一番大事なわけだが、どうせ書くなら味のあるものにしたい。そういう思いもあり、最近はできるだけ毎日英作文を書くようにしている。大きなホームランを打つための素振りだ。今使っているこの本が説明がしっくりきてよい。

土曜日, 12月 04, 2010

下へ下へと根を伸ばせ

何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ 
やがて大きな花が咲く
 元マラソン選手の高橋尚子さんが好きな言葉だそうだ。苦しみの中にあるとき、とても勇気づけられる。
 4月からの自分を振り返ってみると、努力がなかなか実らず、ここまで結果らしい結果が出ていない。公募も苦戦中で、文字通り就職の「超氷河期」を体験している。特に11月は書類選考の落選通知が来ては落ち込み、がんばろうを気持ちを持ち直した矢先、また落選通知が来るというサイクルが続いた。ようやく書類選考に通り、面接もパスして、最後の模擬授業で落とされるという不運も経験した(最終候補者は4人もいた!)。これは正直堪えた。
 今は我慢の時なのだと自分に言い聞かせ、くさらずにコツコツとやるしかない。今できることは、これまでの仕事をきちっと論文という形にまとめること。今日ようやく論文の改稿が1つ終わった。共著者からのコメントはまだないが、シンプルで分かりやすくなったのではないか。来週から新しい論文に取りかかり、しかるべき雑誌に投稿する。きっと根は伸びている。
 少なくない時間をかけて作った模擬授業の資料なので公開します。発表は45分、質問は5分で、お題はウェブコンテンツのイントロダクション。もっとうまくやれたのではないかと思ったりもしますが、その時やれるだけのことをやったので悔いはないです。