火曜日, 3月 27, 2012

春よ2

自転車を飛ばしてラボへ向かう途中、遠くからシジュウカラの歌声が聞こえてきた。「ツピツピツピツピ...」春が来たのだなと感じる瞬間だ。
 例年この時期になると、期待と不安が入り交じった複雑な気持ちになる。「今年はあれがしたい、これがしたい」というやる気が冬眠から目を覚ますのと同時に、「昨年はあれができなかった、これもできなかった」という後悔の木枯らしが吹く。スーパーマンじゃないので、自分を信じて1つ1つ丁寧にこなしていくしかない。
 ここ2年ぐらい自分に自信を失いかけていたが、ここに来てようやく事態が好転しつつある。目に見える形で。今こそJobsのこの言葉を胸に前に進もう。
And most important, have the courage to follow your heart and intuition.
(そして一番大切なこと、自分の心や直感に従う勇気をもとう。)
Everything else is secondary.
(そのほかのことは二の次でいい。)


火曜日, 3月 20, 2012

Evolangで京都へ

Evolangという国際会議で発表するため(有休をとって)京都へ行って来た。口頭発表が2つあったので準備が大変だったが、なんとか無事発表を終えた。手応えとしては、モデル研究の方がちゃんと聞いてもらえたかなと思う。鳥の歌ネットワークの話は、そもそも聴衆が少なくてちょっとがっかりだった。今回は招待講演がとても豪華だったので、学会自体はとても面白かった。次回は2年後で、場所はウィーン。
 学会後、妻が合流して2日ほど京都を散策した。京都駅からバスで1時間ほどの所にある、通称「鈴虫寺」と呼ばれる華厳寺に行ってきた。屋内にはその名の通り鈴虫が飼育されていて、「りーん、りーん」という声がひっきりなしに聞こえる。そしてここには、わらじを履いた珍しいお地蔵さんがあって、1つだけ願うと、それを叶えにお地蔵さんがやって来てくれるそうだ。願いよ叶え!小さいけれどとても見応えのある良いお寺だった。
 あとは、清水寺三十三間堂などを駆け足で巡った。久しぶりにとにかく歩いた。夜行バスでの移動はしんどかったけれど、良い思い出がまた1つ増えた。また紅葉の季節に来たい。


金曜日, 3月 09, 2012

進化言語学の構築

「進化言語学の構築」が出版されました。[Link] 僕は12章の「言語進化の動的理解-生物言語学と構成論的モデルによるアプローチ」を書きました。この原稿を必死に書いていたのが3.11のあたりでした。震災後の何とも言えない不安を抱えながら、自分にはっぱをかけて書き上げたのを覚えています。だから感慨深いものがあります。
 そして来週からはいよいよEvolang9。僕は、ワークショップと本大会で口頭発表が1件ずつあります。もっと早めに準備を始めたかったのだけれど、結局これからです。良い緊張感で望みたいと思います。楽しい学会になるといいな。
 学会後は妻も合流して、久しぶりに京都を散策する予定です(もちろん有休)。





金曜日, 3月 02, 2012

雨の日のカフェ

人生は思うにまかせない。昨日、スッキりす1位の運勢だった僕に、ガッカりすなメールが届いていた。うっ(泣)。
 先週からずっと働き詰めだったので、今日は休暇をとった。そして、重い腰を上げて確定申告をして来た。印税やら義援金やらを報告したところ、4000円ぐらい帰ってくるようだ。少しすっきり。申告はお早めに。
 その後、前回行ってすっかり気に入った、中野にある「small deli lab」というカフェに行った。こじんまりとしたお店ながら、屋内のデザインや雰囲気が素敵で、とても居心地が良い。お店の方もとても素敵。おすすめは本日のマフィンで、クリームを2種類選べる。今日は、サツマイモのマフィンにアイスクリームとヨーグルトのクリームにした。珈琲もすっきりとしたブレンドで僕は好きだ。
 珈琲をすすり、マフィンをほじほじしながら、共著者の論文をチェックした。確実に内容が良くなっている。感心しつつ、自分の論文も何とかせねばと思った。
 ポジティブ・シンキングとは、臭いものに蓋をして楽観視することではなくて、臭いものと対峙してその原因を探り、乗り越えていくことだと思う。そういうマッチョりすになりたい。