金曜日, 10月 11, 2013

やられたらやり返す

 帰ってきた論文の査読結果は惨憺たるものだった。ワディントン・ランドスケープは発達の理論的探求にとって大事な概念で、iPS細胞が世に出て、ますますその考え方の重要性は増している。
 ところが3人の査読者のコメントは、「これに関する記述は無意味などころか混乱を生む」というものだった。さらには「内容がテクニカル過ぎる」とか「標準的な用語を使え」とか。あぁ、生物学とはかくも保守的な分野なのか。
 理論生物学の雑誌に再投稿した方が良さげだが、「大幅に書き直して再投稿すれば、見てやらないでもない」的なことが書かれていて、このまま引き下がるのもしゃくなので、解析を完璧にやり直して、査読者のコメントに全部答えてやる。それで落ちたらそれまで。
やられたらやり返す。倍返しだ。

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