月曜日, 3月 30, 2015

ガツガツ

 インド工科大学の3年生だと名乗る人物からメールが来た。自分がいかに優秀でやる気があるのかを記したCV が添付されていた。この論文で僕のことを知ったとかで、2015年5月から7月まで研究プロジェクトの仕事はないかと尋ねている。航空チケット代は奨学金を当てるから、この3ヶ月間有給で仕事をさせてくれ、ということだと思う。
 しかし唐突過ぎるだろう。全く面識もないし、第一、この論文のどこに興味をもったのかについても言及がない。博士号取得を目指していて研究経験が大事だ云々など、自分のことは書かれているが、どうしてこの研究室なのかに関する説明がまったくない。多分、片っぱしからメールを送っているのだろう。
 でも、このガツガツした感じは嫌いじゃない。むしろ、うちの学生にもこのガッツがほしいぐらいだ。

日曜日, 3月 22, 2015

桜の蕾

 近くの螺貝公園は知る人ぞ知る桜の名所だ。桜が咲くと夜にライトアップをしてとても綺麗だ。今日、駅へ向う途中に見たところでは、蕾がすでにピンク色になっていたので、来週には咲き始めるのだろう。春である。
 大学にはすでに「ご入学おめでとうございます」の看板や垂れ幕やらがたくさんあって、間も無く新入生が入ってくるのだなという実感が湧いてくる。新学期である。
 2015年度は実りある年にしたい。まず論文にすべきものは全て論文にする。新しい研究を軌道に乗せ、自分が納得のいく面白い研究をしたい。担当する講義も講演も納得のいくものにしたい。そして、いい学生が研究室に来てくれるといいなあ。

月曜日, 3月 09, 2015

稲盛財団研究助成

 2015年度の稲盛財団研究助成に採択された。助成金額は100万円。応募総数は462件で、自然科学が40件、社会科学が10件、2年連続助成が1件の計51件が選ばれた [Link]。
 研究題目は「生物の行動系列データのモデリング手法」で、これまで研究してきた形式言語やネットワークを用いた系列データの分析手法を大幅に発展させるのが目標だ。送られてきた書類には審査員の甘利先生のメッセージが同封されていて、そこには「非常に意欲的なので今後の展開が楽しみである」と書かれていた。うれしいコメント。
 助成金を有効に活用して研究に邁進したい。

木曜日, 3月 05, 2015

10年ぶりのお台場

 約10年ぶりに帰ってきた。かつて濃厚な時間を過ごした東京国際交流館へ。正確に言うと、インタラクション2015で学生が発表をするので、会場の日本未来科学館に来ている。交流館はそのすぐとなりにある。
 東京テレポート駅から昔よく歩いた道を通って交流館まで歩いた。思っていたよりは感慨深いものがなかった。10年という年月のせいだろうか、寝不足と花粉症で疲れているからだろうか。
 仕事が山積で明日は来客もあるので、僕はこれで名古屋に帰る。来年はこの学会には出ないだろう。