日曜日, 3月 13, 2016

3月

 ここ数年、3月は査読に追われている気がする。今年も国際会議の論文やアブストラクトの査読が11本、ジャーナルが1本。必ずしも自分の得意な内容ばかりではないので四苦八苦するが、これまた勉強である。極力ポジティブに評価し、どこを直せば内容が改善されるかをコメントするようにしている。それにしてもこの量である。
 研究者にとって、学会発表や論文出版の機会は昔に比べれば格段に増えたに違いない。論文を年に10本出版する研究者はざらにいるし、しょっちゅう国際会議で世界中を飛び回っている研究者もいる。しかし、その中に本当に世に送り出す価値のある研究はどのぐらいあるのだろう。「出せば官軍」というわけでもないだろう。
 「これは負け惜しみでない」と言い切れるぐらい、いい研究をしなければ。
 

0 件のコメント: