木曜日, 12月 31, 2009

冬のグランドキャニオン

 冬のグランドキャニオンに行ってきた。この日の最低気温は−16℃。寒いというよりも痛い。冬はオフシーズンとはいえ、たくさんの観光客が訪れていた(やはり日本人が多い)。
 これほど「壮大」という言葉の似合う公園は少ないだろう。赤く黒く露出した肌には、地球の年齢のおよそ1/3の時間が刻まれている。層の一つ1つに、僕の知らない遠い昔の地球の歴史がある。その雄大さにただただ圧倒される。写真は早朝のサウスリム、マザーポイントからの眺めで、遠くに白く見えるのは雪。

水曜日, 12月 30, 2009

つぶやきはじめました

 アカウントだけとってずっとやっていなかったのですが、僕もTwitterでつぶやき始めました [Link](ブログにもTwitterパーツをつけました)。興味のある方は御覧下さい。勝手気ままなつぶやきなので、アレですが。
 リアルタイムで発展するTwitterユーザのダイナミックなやりとりを見ていると、チャットにもブログにもなかった、異質で新しいコミュニケーションが始まったんだなと感じます。このシステムを構想した人物の想像力と実際に作ってしまった技術力に脱帽です。

金曜日, 12月 25, 2009

Happy Holidays!

 今日はクリスマス・イブ。さすがに大学に来る人はほとんどいない。ずっとかかりきりだった申請書がようやく完成し(ううっ、苦しかった...)、少し足取りの軽い帰り道。あちこちの家でクリスマスの飾り付けが優しい光りを放っている。今日はサンタクロースという生き物が、薄目を開けて寝たフリをしている子どもたちにプレゼントを届けにやってくる日(所得制限はないと聞いている)。我が家では奥さんが腕を奮ってディナーを作った。ステーキにパスタ、デザートのチーズケーキ(今回は大成功!)。ビールは僕の大好きなSamuel Adams。デリシャス。来週は一週間休暇をとるので、明日は休日返上です。

 下のツリーは、La Breaというショッピングモールのもので、ロックフェラーセンターのものよりも高さがあるそうだ。とても迫力があってきれい。金の玉に僕と奥さんが写りこんでいる。面白い写真。

火曜日, 12月 22, 2009

マズル

 最近知ったのだが、猫の鼻から口にかけてのあれをマズルというらしい。こういうかたちのところ→ω。うちの奥さんがすっかりマズルにハマっている。
  • マズル一家
  • まずるとし(奥さん作)
  • ポッケのマズル

火曜日, 12月 15, 2009

ばあちゃん

 12月12日の誕生日を迎えた翌日、ばあちゃんが亡くなった。91歳だった。夏に会ったときは元気そうにしていた。帰国したら一緒に美味しいものでも食べに行こうと思っていたところだったので、残念でならない。昨年は90歳のお祝いをして、孫や曾孫に囲まれて嬉しそうにしていた。きっと今頃は、じいちゃんと久しぶりに再会して、向こうで元気にしているのだろう。やっと話し相手ができたのだ(じいちゃんは耳が遠いけど)。安らかにお眠り下さい。あなたの孫は異国でもうしばらく頑張ってから帰国します。

木曜日, 12月 10, 2009

101 Things I Learned in Architecture School

 12月から3月まで、正式に海外派遣事業の助成が受けられる事になった。大変ありがたい。UCLAでの研究生活もあと1/3を切った。ここ数週間は、論文に載せる4つの結果についてあれこれと悩んでいた。追加の計算と確認を重ねること多数、ようやく4つのうち3つが唯1つのストーリーに向けてうまく調和した。点と線が説得力のある形で結びついた。しかし、最後のワンピースがうまくハマらない。僕の中でしっくりこない。理由を探す旅なう、である。 そんな旅の途中、LACMA(ロサンゼルス郡美術館)で買った本「101 Things I Learned in Architecture School」に載っていた1つの教訓に目が止まり、はっとした。こう書かれている。
If you can't explain your ideas to your grandmother in terms that she understands, you don't know your subject well enough.(おばあちゃんにもわかるような言葉であなたのアイデアを説明することができなければ、あなたは自分の題材をちゃんとわかっていないのです。)
 まったくその通りだ。複雑で多様な現象だからこそ、説明原理は単純明快でなくては。「研究者は(自分の)論文書きに忙しくて、(他人の)論文を読む暇もない」などと言われるが、あながち冗談ではない。日々大量生産される論文の中で、「おばあちゃんにもわかる」ぐらいによく書かれたものは少ない。心に留めておくべき言葉だ。この本にはいろいろなヒントが詰まっています。

追伸:翻訳がありました(建築デザイン101のアイデア)。

日曜日, 12月 06, 2009

坂の上の雲

楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、
前をのみ見つめながら歩く。
のぼってゆく坂の上の青い天に
もし一朶の白い雲が輝いているとすれば、
それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう。

司馬遼太郎著「坂の上の雲」後書きより

 我が家では、爆笑問題のニッポンの教養と大河ドラマは毎週欠かさず見ている(テレビジャパンでNHKといくつかの民放が見れる)。天地人が終わり(景勝・兼続主従の人物の描かれ方は爽やかで良かった)、坂の上の雲が始まった。先週の放送も見たのだが、今日の再放送もついつい見てしまった。そのぐらい面白かった。生まれたての近代国家日本が欧米に追いつき追い越すべく、とにかく前に進まなければならなかった時代。そんな緊張感と高揚感の中で時代を駆け抜けた3人の個性的な人物。日本騎兵隊の父と呼ばれる秋山好古、日露戦争におけるバルチック艦隊撃破の立役者、秋山真之、そして、短歌や俳句を改革し日本近代文学に影響を与えた正岡子規。司馬史観と呼ばれる独特の歴史観の中で、3人の人物越しに明治という時代の陽の部分が描かれていく。この人物たちに自分の生き方を重ねる人も少なくないだろう。久しぶりにグッと来る大河ドラマだ。

金曜日, 12月 04, 2009

アマンディーヌ

 先週末、ふとカフェに行きたいと思い、奥さんが知り合いから聞いたというアマンディーヌというお店に行ってきた。アメリカにはおいしいスイーツなんてないと思っていたが、タルトを一口ほうばったら、あまりにおいしいのでホッペが落ちそうになった。いや本当に。そういえば、Peet'sコーヒーに出会ったときもそんなようなことを書いたなぁ[Link]。甘いものを食べているのに変な話ですが、「うん。あんまり甘くないね。」と言いながら、タルトとカフェラテを堪能したのでした。写真は奥さんの食べたフルーツタルトですが、僕が食べたチョコタルトもかなり美味しいです。耳寄りな情報。なんと恵比寿にもこのお店があるそうです。ぜひ試してみて下さい[Link]。

追伸:このお店の前身は厚木にあるマカロニマーケットというお店だそうです[Link]。