現在のAIは閾値を超えたなと思う。特に、Claude Fable 5の能力は凄まじい。少し曖昧な指示を与えても、こちらの意図や文脈を踏まえて、適切に振る舞うことが多い。Opus 4.8だと、自信満々に間違えることもあるが。
Claudeとアイデアの壁打ちをしていると、明らかに自分よりも能力が高いと感じる場面がある。一方で、「絶対こうなるはず」という信念や全体像に基づく直感みたいなものはないな、と感じることが多い。
ある時、自分が考えている仮説をClaudeに全否定されて、捨てそうになったことがある。セカンドオピニオン的にGeminiに聞いたら、やたらヨイショしてくれて、それがきっかけで考え直して、捨てずに済んだ(Geminiはヨイショしかしないので、それはそれで問題)。
要はAIの回答に一喜一憂しているのだ。しかし、AIを使ってでも突き進まないと。世界は死ぬ気でAIを使ってくる。論理的なミスや詰めの甘さなど一切許されない領域に突入している。そうなると、AIは効率を上げる役立ちグッズなどではなく、身体の一部と化す。
Fableに課金できる裕福なものは優れた結果を出し、それにお金を払えないと淘汰される、みたいなことになるのだろうか。論文も申請書も。もはや、「研究楽しい」とか言ってられない、ややこしい時代になった。もしかしたら私は、「研究が楽しかった時代」を知る最後の世代になるのかもしれない。