木曜日, 9月 17, 2026

さきがけ、あれから10年がたち

  私がJSTさきがけに採択されたのは、IUで在外研究をしていた2016年。授業も雑務も免除され、アメリカで研究に専念できる時間をもらったのに、さきがけぐらい獲って帰らないと自分は無能だ、と言い聞かせながら、申請書を書いたのを覚えている。

 あれから約10年がたった。今日、2026年のJSTさきがけおよびCRESTの採択者の発表があり、CREST Social AIの私のグループから2名(1名は他大学)が、さきがけに採択された。これはすごいことなのではないかと思う。結果、私の研究室には、私を含めて3名の「さきがけ研究者」がいることになる。これもまたすごいことだと思う。

 さきがけは本当に良い制度で、このときの経験がなければ、私は今ここにいないと思います。安浦総括(当時、九大副学長)は、よくこんなことをおっしゃっていました。

「3年で何か成果を出せ、なんてケチくさいことは言わないから、好きなことをやりなさい。その代わり、自分はこんな社会をつくりたい、というヴィジョンを示しなさい」

 今の時代、こんなことを言ってくれる先生がどれだけいるでしょうか。こんなふうに言われれば、当然みんな頑張ります。研究に打ち込み、業績を上げる。その結果、数千万円の投資が、数億、数十億、あるいはそれ以上の価値となって社会に返っていきます。

 あれから10年ぐらいたちましたが、今、みんな活躍しています。 

水曜日, 9月 09, 2026

君の名は

  年を重ねるごとに、自分の名前が好きになる。「和」と「俊」。平たく言えば、「人を結びつける力」と「優れた才能」をもつこと。単に、「個人的に優れなさい」ではなく、「周囲と調和しながら、突き抜けなさい」と言っている。父と母の願いが詰まっている。

 自分の子をもつ親なので、子どもたちには「こんな風に育ってほしい」という思いを名前に込める気持ちはよくわかる。いくつも候補を考えて、妻とも話して、一番だと思えるものを名前にした。名前は親から子への最初の贈り物だ。

 自分の名前は、道に迷いそうになった時に、「こっちだよ」と指さしてくれる方位磁石のようなもの。「和して俊れよ」と。何と力強い2文字だろう。

 

月曜日, 8月 24, 2026

いわきなし

  実家から梨が2箱届いたので、さっそく冷やしていただいた。ママ友さんやアシスタントさんにお裾分けしたり、ラボメンバーとおやつにいただいたりした。

いわきなし」は地域ブランドで、今年は例年にも増して甘くておいしかった。梨はみずみずしくて甘いのが特徴で、夏のデザートにうってつけ。シャキシャキ感がすぐに失われてしまうので、とにかく早く食べるのがよい。

 桃が来て、梨が来ると、そろそろ夏から秋に移りつつあるのだなと感じる。私の夏休みはどこに行ったのだと言いたくなるが、大学の前期主要イベントは今日で終わったので、しばらくは研究に専念できるか?

 

木曜日, 8月 13, 2026

凡、再訪

  新宿に出かけ、アルタ近くにある喫茶店「」を再訪した(正確に言うと「旧アルタ」。アルタは2025年に閉館している)。まだ結婚する前、妻と1, 2度、行ったことがある。このブログでも記事にしていた [Link]。

 メニューを見て、一瞬、店を出ようと思った。ブレンドコーヒーが1800円、子どもたちが頼めるジュースが1種類しかなく、それも1700円。ケーキも同じぐらいのお値段。もちろん、そういう店だと知っていて入ったので、腹を括って堪能することに。

 素敵なカップで久しぶりに味わうコーヒーは美味しいし、ケーキがとてもおいしかった。子どもたちも、ものすごい勢いで食べていた。これもいい記念だ。

 ちなみに、お会計11,100円(汗)。かつては、電脳会計と名付けられた古いMacが動いていましたが、さすがに壊れたらしく、現在の電脳会計はiPadになっていた。

月曜日, 7月 27, 2026

IC2S2 2026へ

 PR発表が無事終わり、2026年度の1Qと2Qの主要イベントは無事に修了。国際会議IC2S2 2026に向けて出発するため、夜の羽田空港にいる。ビールを飲みながら、出発を待っている。
 主任の激務を離れたので、これまでのような辛さはないものの、この2Qは絶好調とは程遠い状態だった。久々に自分の手を動かして研究をしたので、それがうまくいったり・いかなかったりを味わった。自分が研究に没頭していると、プロジェクトのマネジメントが疎かになり、色々と滞ってしまう。そんなに器用な方ではないので、なかなか難しい。
 色々終わったのだから、難しいことは考えず、楽しめばよいのだろう。学会をエンジョイすることも、次に繋がる立派な仕事。
 

月曜日, 7月 20, 2026

夏休み

 講義は土曜1限なので、土曜は早起きして大学に向かう。田町駅に着いて、職場に向かう途中、蝉が鳴く力強い声が聞こえた。もっと前から聞こえていたのかもしれないが、そこに注意が向く余裕もなかったのだろう。「ああ、夏か。もう、夏休みに入るのか。」

 自分が小学生の頃は、夏休みに何をしていただろう。ラジオ体操、昆虫採集、読書。スマホもタブレットもない時代なので、ウルトラマンなどの再放送を見たりもしていた。お盆になれば、浪江の祖父の家に泊まりに行くのも楽しみだった。

 もっと時間がゆっくりと流れ、自分と世界と向き合う時間がたくさんあった。それは貴重なことだったのだと思う。SNSとAIでいくらでも時間が溶けてしまう現代、これでよいのかと疑問と不安を抱えつつ、使いこなさなければ生き残れないというのも現実。ややこしい。