土曜日, 7月 20, 2019

5th IC2S2

 アムステルダムで開催されている計算社会科学の国際会議IC2S2に参加している。これで5回目だ。振り返れば、2012年にフィンランドで開催された第1回会議に衝撃を受け、それ以来、この分野を研究している。
 研究者として年齢的に中堅どころになってきたので、いろいろ計算社会科学について意見を求められることが多くなった。しかし、計算社会科学とは何かと尋ねられても、まだうまい答えが見つからない。
 研究室のウェブサイトにそれらしきものを書いてはいるが [Link]、急激にしかし確実に変化を遂げているこの分野を適切に表現できているとは思わない。今はしばし、この流れに身を任せ、時にもがきながら、どこにたどり着くのかを楽しもうと思う。
 第6回はどこで開催されるのか?学会最終日の今日発表される。

土曜日, 7月 13, 2019

くたびれた、とは言いたくない

 とにかく忙しい6月、7月前半だった。急に取材が増えたのも一因かもしれない。
 そして、協力を依頼され、書かなければいけない文章が3つ。遅筆ゆえに、これもまた悩みのタネ。年に何本も論文や本を書いている人は、一体どんな生活をしてるんだ?
 来週からIC2S2で一週間、アムステルダムへ。今回はBrunoとy研究のポスター発表。自分の発表はない。最新の話題をキャッチアップし、ソーシャルネットワーキングをしてこないと。
 国際会議から帰ってくると、その週はびっちり予定が詰まっていて、特に25日は取材が2件、その後に公開ワークショップでの発表。ああー。
 しかし、くたびれた、とは言いたくない。ロードワークを再開して、体力をつけないと。
 

水曜日, 7月 10, 2019

さきがけと東北

 7/4-5の日程でさきがけの領域会議に参加した。泊りがけの会議としてはこれが最後だ。さきがけに採用されてから、もう3年が経とうとしている。本当に時がたつのは早いものだ。
 まもまく、成果報告書の準備を始めなければならない。大風呂敷を広げた研究計画だったが、果たしてうまくいのだろうかと、最初は心配だった。しかし、初めてしまえば、この緊張感の中での研究は、苦しいながらも、楽しいものだった。間違いなく、自分の研究人生の重要な1ページだ。
 領域会議の最終日、震災遺構である仙台市立荒浜小学校に立ち寄った。この小学校に避難した人は、全員助かったそうだ。しかし、周辺住宅は全滅。市民を助けようとして犠牲になった消防署の方や、子供を助けに行こうとして亡くなった方がいるそうだ。この写真が当時の津波の凄さを物語っている。
 福島に育ててもらった人間として、東北の復興を心から願っている。どこに住んでいようと、東北は自分の故郷だ。