火曜日, 10月 19, 2021

日立との共同研究

  2019年12月に第2回NTTデータ-Twitter Innovation Contestに当時の学生たちと参加し、最優秀賞と日立製作所特別賞をダブル受賞した。それがご縁で、日立との共同研究が始まり、その最初の成果が先日ニュースリリースされた。

 大量のテキストデータからモラルを定量化する新機能を、日立の感性情報分析ツールに組み込んだ。ここまで来るために、何度も打ち合わせをし、色々な障害もあった。まずは共同研究がかたちになって良かった。すでにいくつかの記事が出ているようだ。

 今後、どのようなユースケースが出てくるのかが楽しみだ。この技術のもとになった論文はこれ。J-MFD自体はMITライセンスで公開しているので、学術利用だろうが商業利用だろうが、使用するのは誰でも自由。

 念のために断っておくと、私はあくまでもシステムに組み込むための助言をしただけなので、この特許には関係していない。(したがって、私の懐には1円も入ってこない。共同研究の直接経費は大学に入るが)。

日曜日, 10月 03, 2021

1つ1つ出来るようになり、1つ1つ出来なくなっていく

  義父が亡くなった。自宅で、最後は眠るように息を引きとったという。安らかな死。がんを患ってはいたが、最後は理想的な死に方と言えよう。不思議なもので、故人を思い出すときは、笑顔や笑い声が頭に蘇る。孫たちが来ると、嬉しそうにしていたのを思い出す。

 人は生まれると、ハイハイからよちよち歩き、自立歩行ができるようになり、1つ1つできることが増えていきながら大人になる。そして、仕事の山を超えたあたりから、1つ1つ出来なくなっていき、老と死を迎える。

 自分も間違いなく下り坂を歩き始めている。頭で否定しようとしても、体は嘘をつけない。もちろん、トレニーングして体を多少鍛え、食生活に気をつけて健康をある程度維持することもできよう。いや、そうしなければならい。

 格好いい生き方と接続する格好いい死に方。その瞬間が何年後なのか、何十年後なのかはわからないが、薄れゆく意識の中でどんな風景を見ながら、自分は自然に還っていくのだろうか。

土曜日, 10月 02, 2021

人類とイノベーション

  3Qの「情報・サービスと経済・社会システム I 」の授業では、マッド・リドレーの「人類とイノベーション」を輪読し、議論する。進化の視点で様々なイノベーションの事例を紹介し、それらに共通する性質を説明している。広範な人類学とテクノロジーの知識が必要で、誰にでも書けるような本ではない。マッド・リドレーの本はどれもベストセラーになっているが、この本は特に面白い。さて、どんな授業になるだろうか。