木曜日, 12月 25, 2014

鴻鵠の志

 「こうこくのこころざし」と読む。これは大きな志や壮大の考えを指す言葉。もともとは史記から来ている[Link]。
燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや
ツバメやスズメのような小さな鳥には、オオトリやコウノトリのような大きな鳥の志すところは理解できない。英訳するとこうなる[Link]。
Ask not the sparrow how the eagle soars.
ワシがどうやって空高く舞うのかをツバメに聞くなかれ。
 「鴻鵠の志」。男子たるもの常に心に秘めておきたい言葉だ。そして、小さくてつまらないことでウジウジしそうになったら、こう呟いて前に進みたい。
 

火曜日, 12月 23, 2014

雪の高山

 仕事がひと段落したので、有給をとって一泊二日で高山に行ってきた。こんな大雪にもかかわらず、大勢の外国人旅行者が訪れていた。日本人観光客よりも多かったのではないだろうか。中には着ぐるみを着た人たちも...。
 高山陣屋を見学したあと、高山ラーメンを食べ、さんまちの古い町並を散策した。酒蔵や味噌屋、飛騨牛の店。美味しいものがたくさん。
 今回の旅行は「飛騨牛一頭食べつくしプラン」なるもので、高山観光ホテルの夕食には14種類の飛騨牛の肉が出て、焼肉をたっぷりと堪能した。いい牛肉はぜんぜん違う。たまにスーパーの安売りで買ってくる筋ばかりのオージーとは肉の旨みが全然違う。
 帰りは宮川朝市を見物してお土産を買い、下呂に立ち寄って温泉に入ってから名古屋に戻った。久しぶりの楽しい旅行だった。下呂にはまた機会を改めて来たい。

上三之町





















飛騨牛





















途中で立ち寄った和菓子屋さん




















金曜日, 12月 12, 2014

出来ないより出来た方がいいに決まってる、わけではない...

 この記事を読んだ時、衝撃を覚えた。
 話を簡単にまとめるとこういうことだ。逆上がりができない生徒がいて、先生は放課後に練習に付き合ってあげた。先生の頭には「きっと逆上がりが一日も早くできるようになりたいはずだ」という考えが無意識的にあったはず。ところが、初めて逆上がりが出来た時の生徒の第一声が、「もうこれで、逆上がりの練習しなくて良いんだね。」だったというのだ。
「えっ、いままで放課後に練習に付き合ってきたのは何だったの?」この先生は何とも表現し難い理不尽さに困惑したことだろう。二人はそもそも違うスタート地点に立っていたわけだ。
 なぜ衝撃を受けたかというと、自分も学生との付き合いの中でこの手の経験をすることが増えたからだ。この記事によると、「技を教えるより、まず初めに運動そのものの楽しさを教えなければならなかったのだ」云々とある。それはそうかもしれないが、釈然としない。
 大学生や大学院生にまず学問ではなく、学問の面白さを伝えよ、と。それはそうかもしれないが、そしてもちろん心がけてはいるが、釈然としない。自分の意思で、学問がしたくて、大学や大学院に来てるんでしょ?

金曜日, 12月 05, 2014

不可視なものを可視化する

 怒涛の締切ラッシュが終わった。そして無事乗り切った。
 まずは人工知能学会の論文特集「Massive Data Flow ~自然や人工のシステムにみられる複雑さを理解する~」の原稿。これの編集委員をやっているので、自分の論文を投稿しないわけにはいかない。
 とはいえ、まだ完成した研究もなかったのでアメリカから帰国後は、とにかく自分を追い込んで新しい研究に集中した。そして、火事場の何とかというやつか、とても面白い結果が出た。しかも締切の数日前に...。論文は実質的に3日で書き上げた。今回のテーマは「不可視なものを可視化する」。WIREDの今月号を読んでいていろんな気づきを得た。
 そして次は招待講演の概要原稿。しかしこちらは、ワシントンDCでの発表をまとめる際に、ある程度頭を整理していたので1日でできた。ふー。
 そうこうしているうちに、投稿していた論文がリジェクトされて帰ってきたので、こちらも別の雑誌に投稿するために直した。
 そして、来週から名大での講義が2つ、複雑系科学セミナーの発表が1つ。息が切れそうだ。
 
 

土曜日, 11月 22, 2014

初めてのDC

リンカーンメモリアルから見たワシントン記念塔
 先週、ワシントンDC近郊にあるジョージタウン大学で開催されたBirdsongシンポジウムに参加してきた。SfN (世界最大の神経科学の学会)のサブイベント的な位置付けの会議だが、僕はOferに呼ばれたのでこちらにだけ参加した(Oferは僕がSfNに参加するものと思っていたのだろう)。
 こじんまりとした会議を想像していたが、参加者は200名位以上はいた。Songbird業界の成長ぶりを改めて感じた。スケジュールもかなりぎゅうぎゅうで、朝9時からびっちり発表が詰まっていた。僕は解析技法に関するセッションで発表をした。しっかっり練習をしたので発表は良くできたが、時間がおしていたので質疑応答をカットされてしまった。どんな質問が出るかと楽しみにしていたので残念。
 最終日は午後で会議が終了だったので、その後、少しだけワシントンDCを散策してきた。複数あるスミソニアン博物館はどれも入場料が無料で、スケールの大きさにびっくりした。時間があるときにまたDCを再訪したい。今回は本当に慌ただしい海外出張だった。



金曜日, 11月 07, 2014

TODO

 ここのところ、TODOリストは消せども消せども長くなる一方。今週火曜に論文を1つ投稿した(例のやつ)。今日は、国際会議ICCSS2015の投稿するアブストラクトを完成させ(これは絶対に行きたい学会)、来週月曜の情報倫理の講義資料を完成させた。これでリストから3つ消えた。
 しかし、11/14(金), 15(土)はワシントンDCで研究会、11/23(日)は日帰りで岡山でポスター発表。これらの発表資料と議論のための準備をしないといけない。12/1(月)締め切りの某学会特集号の論文執筆もある(これ用の解析もしないと...orz)。1月には招待講演もあり、そのためのデータ解析はこれからやらないとならない。もちろん、研究室のセミナーや勉強会の準備もある。かくしてTODOリストはどんどん長くなっていく。
 いかん、自転車操業状態だ。年内の仕事を片付けたら、できるだけ自分のやりたいことだけをTODOに入れるようにしよう。忙し過ぎて本当にやりたい研究ができないなんて本末転倒だ。
(最近、こんな記事ばっかり書いている気がする...。反省。)

火曜日, 11月 04, 2014

ブルマン

 いつから月曜の祝日が増えたのか?調べたところによると、ハッピーマンデー制度というもののせいらしい。昨日11/3(月)も文化の日で世の中的には休日だった。しかし...。
 非常勤の仕事が月曜で、しかも私立大学は基本的に月曜も土曜も授業があるので、今年度のほぼすべての月曜祝日は講義だった。ちなみに、国立大学である名大は土日祝日はもちろん休み。というわけで、私にとってはブルーマンデー制度である。
 後期の講義も残り半分。そろそろレポート課題や試験問題を作りを始めないといけない。

金曜日, 10月 24, 2014

魔の10月

 申請書類のラッシュもひと段落。自分の書類が1つ、共同研究が2つ。懸案事項だった論文は1つ投稿完了(まだ良い返事はない)。昨年、テネシー大であったワークショップの論文は無事受理された。
 そして今日は学会発表申し込みの締め切りだったので、学生の論文の修正。余裕をもって準備するように指示しても結局こうなる。夜中3時まで改稿作業をして、さらに午前中一杯かかって全体を直した。もうふらふら。
 やるべきことはまだまだあるのだが、どうしても10月中に目処をつけたいのは、夏休みにほぼ仕上げた元学生との共著論文。追加の解析を彼は放棄したので、自分でやるしかない。論文はわかりやすく書けたと思うので、何とか出したい。
 ああ、週末ぐらいゆっくりしたい。
 

日曜日, 10月 19, 2014

足のあそこのこと

 胡座をかくときに足をくの字にした時に見える、足首と踵の中間にある皮膚。この場所のことを自分はこれまでに何度考え、これから先何度考えるだろうか。だいぶ奇妙な問いだが、それには理由がある。
 露天風呂に入るとまずは景色を楽しむわけだが、一通り見終えると次にこの部分に目がいく。足を持ち上げてまじまじと見てみると、人間の年輪とも言えるシワが多数細かく刻まれていることに気づく。いつの間にこんなにシワシワになってしまったんだろう。38年間、靴下に隠れてこっそり新陳代謝をしてきたわけだし、これからもそうだろう。
 僕の時間は、普段はこの部分のことに注意を向ける余裕もなくバタバタと過ぎていく。もう少し、自分の体に注意を向けるぐらいの余裕を持たなくてはならない。先日、長島温泉に立ち寄り湯したときに、そう思ったのだった。

水曜日, 10月 08, 2014

21世紀を照らすのは

赤崎記念研究館
赤崎教授(名城大)、天野教授(名大)、中村教授(カリフォルニア大)の3名が2014年のノーベル物理学賞に選ばれた。最初のお二人は名大関係者だし、カリフォルニア大は留学していたので(僕はUCLAだけど)、すべて自分と接点のある大学。何とも嬉しい限り。 
 特に、名大関係者のノーベル賞受者はこれで6名で、名大の教員としては鼻が高いだけでなく、大いに励まされる。赤崎先生はインタビューで「本当にやりたいことをやりなさい」とおっしゃっていたが、心からそう思う。自分にもそう言い聞かせている。
 ノーベル賞委員会のメンバーは、
「白熱電球は20世紀を照らした。21世紀を照らすのはLED照明になるだろう。」
となかなかの名言を残した。21世紀を照らすような研究がしたいものだ。
 

日曜日, 9月 28, 2014

シンプルプレゼン

 この本のDVDを情報リテラシー2の講義で使用している。プレゼンテーションは以前も講義 したことがあり、その時もガー・レイノルズの本「プレゼンテーションZEN」を参考にした。
 何事も「Simple is best」だけど、プレゼンは得にそうだ。最近も学会やシンポジウムの発表を聴講したが、細かい字でびっしりスライドが埋め尽くされ、それを淡々と説明するような発表は見ていて苦痛だ。何が大事なのかちっともわからない。20分ぐらいの発表ではとうてい詳細など伝えられるはずないので、重要な点を強調するようなやり方でないと伝わらない。
 このDVDはガー本人のプレゼンのお手本を見ることができる。そして、さすがにうまい。企業でやるようなプレゼンと大学でやるものは大分違うが、おおいに見習うべき点がある。ジョブズのiPhone発表時のプレゼンもあわせて観ることをお勧めする。

 

月曜日, 9月 22, 2014

後半戦

 今日から講義が再開した。後期は「情報倫理・モラル」と「情報リテラシー2」を担当する。夏休み中にすべての資料を作り終えたかったのだが、何だかんだあって今日の資料作りで手一杯だった。そして直前にならないと「こんな感じで行こう」というイメージもわかない。背水の陣ってやつか。
 ばたばたと時間は過ぎ、今日の講義を迎えた。それでも、だいたい予定した通りに進行することができたので今日はまずまず。どんなクラスにもやる気のある学生、ない学生は一定数いるが、少しでも「今日の授業はためになったな」とか「あの先生の授業はひと味違うな」とか感じてくれる学生がいれば、苦労して準備したかいがある。それが感じられたとき、教師をやっていて本当に良かったと思う。
 さて、来週の準備に取りかからないと...。

月曜日, 9月 15, 2014

元気の郷

釜ゆでしたホカホカのトウモロコシ
連休の中日は大府市にある元気の郷に行って来た。地元の新鮮な食材が手に入る道の駅的な施設で、ここに来るのは4度目。温泉や足湯もある。
 大高のイオン渋滞がなければ、自宅からは車で30分ぐらい。イオンを過ぎると急に田舎な感じがして、波江のじいちゃん、ばあちゃんの家に帰ってきた気がする。(ああっ、波江に行きたい。)
 元気の郷にはいい食材や食堂がたくさんあるが、特にお勧めなのが大釜でゆでる新鮮なトウモロコシ。これを半分こにして妻と食べた。実がシャキシャキとして甘くておいしい。
 リンゴやぶどう、新鮮な野菜、名古屋コーチンの卵、焼き鳥。それぞれリーズナブルなお値段で購入できてとても満足でした。
 食の充実はこれ人生の充実なり。

 

月曜日, 9月 08, 2014

マンモスを狩る

 間もなく科研費申請の季節がやってくる。年々運営交付金が減らされ、大学から支給される研究費だけでは到底足りない。学会に行くにも、論文を出すにもお金がいる。学生の旅費も捻出しなければならない。
 僕は今年度で科研費が切れるので、来年度の申請書を書かなければならない。さらに、別の科研費にも関係しているのでそのお手伝いもある。締切間際のドタバタを今から考えると気が重い。
 研究成果は出てきていると思うので、次は背伸びして大型を狙うか、着実に小型を仕留めるか悩みどころだ。もちろん、鹿肉よりもマンモス肉の方が食料に困らなくなり安心して眼前の仕事に没頭できるのだから、マンモスを狩るにこしたことはない。そのために矢じりを磨くか...。
 最近ではこんな本も売っている。とどのつまり、審査員も人間なのだからわかりやすく書け、ということだ。

 

月曜日, 8月 25, 2014

講義の準備

 大学の先生たちも夏休み中である。といっても毎日遊んでいるということではなく、講義やゼミや会議がないこの時期に、集中して研究を進めたり、論文をまとめたりということである。そして、後期の講義準備も今のうちにやってしまわないいけない。ただでさえ秋は学会や研究費の申請があって死ぬほど忙しい。
 僕もまた後期の講義準備を始めたところだ。後期は名大では「創発」をテーマとした講義を、非常勤先では情報リテラシー2と情報倫理の講義がある。特に後者は今年が初めてなので資料を作らねばならず、これがとても時間がかかる。昔の資料を手直すればいいかと思って見直してみると、内容が古くなっている部分があるし、いろいろと直したい部分が目立つ。そして、学生のレベルに合わせて講義のレベルも調整しないといけない。
 論文2本と講義準備を仕上げる。これが僕の夏休みの宿題だ。世の小学生と同様、今が頑張り時だ。
 

日曜日, 8月 17, 2014

初めてのJAF

 名古屋へ帰る途中の新東名高速でのことだった。海老名辺りまで渋滞がひどく予定よりもガソリンを消費してしまい、浜松SAを出た時、ガソリンメーターは残り二目盛りだった。浜松SAにガソリンスタンドはあったのだが、「刈谷までは何とか行けるだろう。そしたら一般道に降りてガソリンスタンドを探せばいいや。デミオの燃費は18km/Lだし。」と高をくくっていた。
 三ヶ日JCあたりでひどい渋滞にハマり、気がついたらガソリンメーターは残り一目盛り。無事合流を終えたところで給油マークが点灯し始めた。ようやく車は流れ出したものの目の前には長そうなトンネル。「こんなところでエンストしたら...(汗)」
 何とか次のPAまでもってくれと祈りつつ、できるだけ省エネの運転を心がけて、何とか新城PAにたどり着いた。生きた心地もしなかった。そしてJAFに電話。
 45分ほど待ってJAFのおじさんがガソリンタンクをもって現れた。つなぎを着た神様に見えた。結局、JAFの会員だったのでガソリン10Lの実費1800円だけで済んだ。
 次回から高速にのるときはガソリンの残量に気をつけます。

木曜日, 8月 14, 2014

お盆休み

喜一の醤油ラーメン。絶品。
今年は少し早めにお盆休みをとって東京と福島へ帰省した。自家用車での帰省はこれが二度目。名古屋との往復で走行距離は約1,200キロだ。
 東京に滞在中、ずっとご無沙汰していた高円寺のバーボンハウスに行って来た。ここのタコライスは日本一うまい。(写真は以前ブログにも載せた
 いわきでは、帰省のたびに四倉の道の駅で喜一のラーメンを食べている。ここのラーメンもまた日本一うまい。
 帰省するたびにおいしいものを食べに行き、お互いの両親からいろいろごちそうにもなるので、いつも1キロぐらいは太って帰ることになる。夫婦で2キロ。幸せ太りとはこのことを言うのだろう。
 エネルギーをたっぷり充電し、家族がみなかわりなく元気だったので、名古屋に戻って仕事に邁進することにする。あと、少しの運動とダイエットもね。
 

月曜日, 8月 04, 2014

あかんニューヨーク

入国と出国の手続き
ニューヨークに限ったことではないがとにかく効率が悪い。入国審査の場所は多数あるのに3、4カ所しか使ってないとか、出国の場合は航空券を発券するまでの行列が凄すぎて、余裕をもって空港についてもギリギリになる。

ホテル
基本的に高くて、100ドルで泊まれるようなホテルはユースホステルに毛が生えた程度のものだ。水道が水漏れしていたり、ネズミがでたり、深夜でもうるさかったり。

食事
名大の人たちとイタリアンレストランに行った時のこと。食事を終えるとスイーツを進められ、無料だと言う。そして食事代を払って出ようとすると、なぜかお代はいらないと言われた。困惑しながらも感謝して出ようとしたら、支配人が別のテーブルと間違えたという。結局スイーツ代もとられ、チップもしっかり20%取られていた。一人80ドルなり…orz。とにかくレストランは高いので、スーパーのビュッフェがコスパが一番いい。

まだまだ吐き出したいことはあるけどまたの機会に。

p.s. そして僕の渡米3回連続でUNITEDの機体が何らかの故障で出発が遅れた。ANAにかぎる。

火曜日, 7月 29, 2014

これからALIFE

 先週で担当講義の定期試験が終わり、採点と成績評価も終わらせた。(大変だった...)ラボのセミナーも一段落。ようやくまとまった時間ができる!これから溜まりに溜まった論文、研究に取りかかる。しばらくおあずけを食らった感じだったので、研究熱がメラメラとしている。
 中部国際空港近くのホテルに前泊している。ALIFEという国際会議に参加するため今朝の便でニューヨークへ向かうのだが、家からだと始発電車でも間に合わないためだ。
 今回は自分の発表はなく、昨年度指導した学生がポスター発表を行う。ちょっと物足りないが、心置きなく発表が聞けるのは悪くない。新しい刺激をたくさん受けて、帰国してからの研究の糧にする。

火曜日, 7月 15, 2014

最近の学生は...

 これは口が裂けても言いたくない言葉の1つ。自分が学生の頃、先生にこう言われる度に苦虫を潰すような気持ちになった。そして、何糞とがんばりもした。
 しかし、今の学生を見ていると、こう言いたくなることが多々ある。授業や課題、研究への中途半端な取り組み。「やる気ある?」と。
 授業にしろ研究にしろ、僕は先生の「背中」からたくさんのものを学んだ。学問や研究のいろはを手取り足取り教わったことはないが、先生の言動や立ち居振る舞いは見本となった。だから、自分もそうしたいと思っている。
 背中で語る、「最近の学生は...」と言わない大人を目指して。

土曜日, 7月 12, 2014

停電の授業

 こんな授業は初めてだ。今日は土曜日だが補講があった。案の定いつもよりも休む学生の数は多かったが、それ以外は通常通り。2限も残すところ10分という時、急に教室の照明が落ちた。停電だ。
 大変だったのは3限の授業。エアコンが効かず、窓が開かない教室だったので、急遽、窓が開けられる別の教室に移動。プロジェクターもマイクも使えない。印刷した資料をもとに、大声を張り上げて授業をすることになった。途中で電気は復旧したのでそこからプロジェクターを使うことができ、何とか予定していた内容を終わらせることができた。
 震災以来、改めて電気が使えないことの不自由さを味わうことになった。ちなみに、トイレで手を洗う際、石けんをつけたはいいが停電で水が出なくて、水筒の麦茶で手を洗うはめに...。
 

日曜日, 7月 06, 2014

ツイッターとフェイスブックそしてホリエモンの時代は終わった

 子供の時からスマホやコンピュータ、インターネットに慣れ親しみ、それが当たり前化してる世代のことを「デジタルネイティブ」という。この本の著者もまたその一人だ。ちなみにソーシャルメディアを作った世代は76世代と呼ばれ、僕はその時代の人間。
 デジタルネイティブは情報化社会に対してどのような「感覚」を持っているのだろう、ということが気になってこの本を読んでみた。 当時、高校生だった著者がTwitterを駆使して著名人と知り合い、現実世界においても類い稀なる行動力で高校生起業家となるにいたった経緯が書かれている。逸話としては面白いが、それほどビックリする話ではない。彼はTwitterを道具として使っただけだ。
 彼のようなTwitter世代のデジタルネイティブと、LINE世代のデジタルネイティブとでは、ずいぶんと違うのではないかと僕は感じている。後者にとってLINEは完全に身体の一部になっている。病的なまでに。
 著者は結局アナログ的なものが重要なんだというような境地に達し、「ニュー・アナログ」を提唱している。76世代の僕から見るときわめて健全、きわめて普通だ。
 LINE世代のデジタルネイティブを相手に今講義をしているわけだが、いつもある種の違和感を感じている。そして、この違和感の正体にはコミュニケーションの本質が絡んでいる気がしている。

 

木曜日, 7月 03, 2014

インディアナから帰って

インディアナ大学ブルーミントン校の正門
6/20~26の日程でインディアナ大学ブルーミントン校で開催されたWebSci'14という国際会議に参加してきた。初めての学会だが、Webを題材とした分野横断的ないろんな研究発表があってとても面白かった。僕はポスター発表とI先生がオーガナイズしたワークショップで発表をした。
 帰国してからはバタバタと時間が過ぎ、とても研究どころではない。レポート採点やら非常勤の講義の準備、補講、そして試験問題の作成。ダウンしそうだ。今月末にもALIFE14という国際学会に参加する。(もと学生がポスター発表をする)
 これを乗り切れば夏休み。ようやくまとまった時間がとれる。棚上げになっている論文や研究を進めないと。

土曜日, 6月 14, 2014

ディスコネクト

 リアルとネットが相互接続している現在、リアルでの些細な出来事はネットを経由してリアルに大きな影響を及ぼす。この映画は、そんな繋がりすぎた現在の「生」を見事に描いている。実際、登場人物たちの多くはネットがなければ本来知り合うこともないはずの人たちだ。
 みんなそれぞれの人生を自分なり一生懸命生きている。しかし、みんな悪意という意識もないまま少しの過ちをおかし、それがネットを介して増幅され、現実をとんでもない方向に動かしてしまう。とてもいい映画だ。

 

火曜日, 6月 10, 2014

コピペ

 課題のレポート採点は大変な作業ではあるが、講義内容をちゃんと理解し、努力した跡がわかるレポートに出会うと、その苦労も吹き飛ぶ。なかなかそんなレポートには出会えないわけなのだが...。
 一番読んでいて辛いのが、Wikipediaの記事をコピペし、一字一句変えてないレポート。「地球上の誰もが自由にアクセスできる全人類の知識の集合」というWikipediaの掲げた理想は絶対いいことだし、僕自身もよく利用するし、寄付をして応援もしている。しかし、学生が何の悪気もなく、Wikipediaの記事をWordにコピペして修正もせずに出してしまうの事象は少なくない。
 「コピペは泥棒と同じです」こう説明するわけなのだが、僕も含め、多くの先生が頭を悩ませている。素晴らしいレポートに出会ったときに、まっさきにコピペを疑わなくてはならないのは悲しい。

日曜日, 5月 25, 2014

AI学会2014

  少し前になるが、5/12から15まで愛媛県松山市で開催された人工知能学会に参加し、発表してきた。
 松山市と言えば道後温泉や坂の上の雲などがすぐに思い浮かぶ。路面電車が走っていたり城が町中から見えたりと、昔の風情が残ったいい町だった。
 今回の学会で印象的だったのはDeep learningの盛り上がり。かつてニューラルネットが大流行したが、今回はビックデータのトレンドもあり、それ以上に盛り上がる可能性がある。自分の研究にも取り入れざるを得ないだろう。
 それからいろんな発表を聞いていて感じたことだが、いい研究室の発表はやはりいい。先生が学生をちゃんと指導していることがわかる。自分が研究室を運営する上で参考になった。
 今回は発表がなかったT君も学会に連れて行ったが、参加してよかったと満足げだった。きっと彼の研究の糧になると思う。これからの成長が楽しみだ。

日曜日, 5月 18, 2014

とこなめ

 本日38回目の誕生日を迎えた。いい年にしたいものだ。
 今日は車で自宅から40分ほどのところにある常滑市のやきもの散歩道に行ってきた。常滑市といえば日本六古窯の一つである常滑焼と競艇が有名。
 陶磁器会館を出発点とする散策路には現役の窯や煙突、土管でできた道、そして常滑焼のお店やカフェがたくさんある。1時間程度でぐるりと一周できる。美しい日本の歴史的風土準100選にも選ばれているそうだ。
 常滑焼祭りというのが夏にあるそうなので、その時はお手頃の値段で常滑焼きの食器や置物が買えるかもしれない。淡いブルーの珈琲カップはちょっとほしかった。

やきもの散歩道から見える煙突
常滑見守り猫の「とこにゃん」

木曜日, 5月 08, 2014

GW

鬱花
ゴールデンウィーク(GW)をまるまる休むのは何年ぶりだろう。昨年は論文を書いていた。一昨年も論文を書いていた。そして3年前も論文を書いていた...。
 GW前半は妻の母と兄が名古屋に来たので、昼は駆け足で名古屋城と栄を散策し、夜は近所のお店に行きひつまぶしに舌鼓。翌日はリリアンでモーニングを食べ、猿投温泉へ。ここは珍しいラドン泉でとてもいい。
 GW後半はJAあいちのげんきの郷へ行ったり、新しいカフェを開拓したり。(写真は鬱花というカフェ)。久々に休みらしい休みを過ごした。
 休みが明けると来週は人工知能学会で発表、来月は研究会とWebSci2014という国際会議でアメリカ。4月からバタバタと時間だけが過ぎてしまった。授業のペースもつかめてきたので、そろそろ研究に本腰を入れないといけない。

木曜日, 4月 24, 2014

歯医者

 奥歯の詰め物がとれて、十何年ぶりに歯医者に行った。最後に行ったのは中学か高校の時だと思う。少なくとも大学以降に行った記憶は(口内炎の治療以外では)ない。
 今もでも歯医者が苦手だ。歯を削られる時にドリルが神経を触って、とんでもなく痛かった幼き日の記憶が脳裏に焼き付いているのだ。ちゃんと歯磨きをしなかった自分のせいだが。
 詰め物をつめるのに初診を含めて3回。こうなったら全部治療してしまおうということで、新たな虫歯の治療で1回。そして、歯石除去(歯磨きの講習付き)にあと3, 4回。
 ちゃんと歯磨きをしておけばよかった...。

(追記)「修士の時に南大沢駅前の歯医者に行ったじゃない。」と妻から一言。そうだった。

水曜日, 4月 16, 2014

プスー、プスー

非常勤先の大学の駐車場に奴はいる。
プスー、プスー。
何かが漏れている?空耳か?
プスー、プスー。
いや、やっぱり漏れている。
 この猫どうやら花粉症らしく、鼻が微妙に詰まっていて、呼吸するたびに鼻が「プスー、プスー」と鳴る。猫も花粉症になるんだ。
 きっと「杉の木々を次々と猫パンチでなぎ倒し、爪を磨いでやる!」とご立腹に違いない。杉が犯人だということはお見通しだ。このグジョグジョの目は節穴ではない(花粉症だ)。
 講義が終わって駐輪場へ行くと毎回この猫に出くわす。おにぎりをちぎってあげるが、気に入らないのか口にしない。別の猫がくわえて行ってしまう。
 このワイルドな花粉症猫に幸あれ。
 

木曜日, 4月 10, 2014

新学期2014

 怒濤の3月が終わった。最後の懸案事項だったALIFE14のプロシーディングを書き終え提出し、全てのTODOをこなすことができた。こんなにしんどい年度末はこれっきりにしたい。
 そして新学期が始まった。名大のキャンパスには、春の草花と同じぐらい若さ溢れる新入生たちが集い賑やかだ。自分が入学した時の記憶が蘇ったが、それが18年も前だという事実に愕然とした。何と時が経つのが早いことか。
 今年度から名古屋商科大学で非常勤講師をすることになり、前期は「情報リテラシー1」を2コマ、後期は「情報リテラシー2」と「情報倫理・モラル」を1コマずつ新入生に教える。この大学は講義時間が100分と長い。今週が初講義だったが、2コマ連続で教えるとへとへと。
 名大では昨年度に引き続き「複雑系科学特論」の講義を1つ、それから「情報科学概論」の講義を1つ担当する。こちらは大学院生向け。
 講義の準備は大変だが、やるからには面白い講義にしたい。もし自分が学生だったら、「Cool!」と思えるようなものを。
 研究室のセミナーや勉強会も今週から始動。研究も教育も今年度はアクティブにいきます。

土曜日, 3月 29, 2014

発表だん

 1年ぶりの物理学会での発表。開催地は東海大湘南キャンパス。今回は研究時間があまり取れず満足のいく結果が出せなかったので(別の論文に集中していたのもあるが)、ちょっとテンションが低め。何とか発表は終わったが、自分の納得のいかないものになってしまった。
 発表後、都立大の同期と久しぶりに飲んで、お互いの近況を話し合った。僕は素粒子物理を途中でやめて複雑系に転向したのだが、彼は素粒子一本でずっと頑張っている。実験の話を生き生きと話す彼を見ていると、本当に研究が好きなんだなということが伝わってくる。自分もピュアな気持ちで研究と向き合わなければと反省させられる。
 新学期がもうすぐ始まる。どんな研究をしようか。

日曜日, 3月 23, 2014

ミッション:(イン)ポッシブル

 「正直緊急事態でした。」
 こんな台詞で始まるCMが最近流れているが、本当にこんな状況だった。しかし、何とかミッションは全部クリアできそうだ。
 まずは再投稿の論文。厳しい査読コメントに答えるために解析をすべてやり直し、新しい結果も追加し、本文も大幅に書き直した。再投稿を無事終え、こちらは現在審査中。
 人工知能学会の原稿、国際会議のポスター発表用の論文、これらも書き上げて無事提出。依頼を受けた論文の査読もチェックを終え、コメントも書いた。英語を再度チェックしたら返信する。
 ずっと締め切りに追われる日々を過ごしていたので、久々に晴れ晴れとした気分。新しいことを始めたい気分になってきた。気持ちの余裕って大事。
 
 

金曜日, 3月 14, 2014

おぼる

 連日の報道によれば限りなく黒に近い小保方氏。Natureの論文に使用されている画像がパクリだろうが、氏の博士論文がパクリだろうが、STAP細胞の存在だけは本当であってほしい。誰もがそう思うのではないだろうか。
 Nature論文の不備は著者たちの責任だし、博士論文の不正でどうにかなるとしてもそれは自業自得。しかし、STAP細胞に生きる希望を見出した難病を抱えた人たちが大勢いたはずだ。
 しかしわからない。一体何のためにこんなことを?真理を探究するのが科学者ではないか。論文でコピペなんて...。自分ならそんなまがい物を世に出したいとは思わない。苦しんで苦しんで自分の中から表現をひねり出してこそ研究者だろう。
 「おぼる=コピペをする」なんて言葉が流行りそうでこわい。

日曜日, 3月 09, 2014

体に珈琲の染み渡る

 葉山珈琲で一息ついている。甘過ぎないシュークリームとちょいビターな珈琲が体に染み渡る。
 ここのところずっと締め切りに追われてて全然気持ちに余裕がなかったが、論文の直しが一通り終わって共著者にチェックしてもらうところまでいったので、一番大きな山は越えたかな。しかし火曜には人工知能学会の原稿の締め切りがあり、まだ気が抜けない。
 無事3月を乗り切ったら旅行をしてリフレッシュしたい。さあ、春はもうすぐだ。

木曜日, 2月 27, 2014

2つの2週間後

 今週に入りめっきり暖かくなった。そして花粉が飛び始めたのだろう、目も痒いし鼻もむずむずする。春はすぐそこまで来ている。
 さて、ここのところ取り組んでいたデータ解析に目処がつき、論文に必要な図と補足資料を全て作った。再投稿の締切は3/5と迫っているのだが、仮に原稿が書けたとしても共著者にチェックしてもらう時間が必要なので、どんなにがんばっても間に合わない。
 そこで、編集長に締切を2週間後に延ばして下さいとメールで懇願した。そんな矢先、今度は以前査読した論文の再査読の依頼メールがやって来た。しかも査読コメントの締切は2週間後だという。うーむ。山のように締切を抱えているが、一度読んでいる論文だから時間はかからないだろうということで引き受けることにした。(実際は2日はかかるだろう)
 因果応報とはこのことを言うのだろうか。編集長から延期を認める旨のメールが届いた。

水曜日, 2月 12, 2014

ソチ五輪

 連日、ソチ五輪での日本人選手の活躍に胸を熱くしている。4年に一度、日の丸付きというプレッシャー、そしてこの日のために積み重ねた努力と根性、頭が下がる。それを思うと論文や申請書の1つや2つたいしたことない、...かな。
 今取り組んでいる論文が、締め切り間近になってようやく少しの進展を見せた。これをえいやっとまとめてしまわないといけない。助成金の申請は4つ出してすでに3つ落選。残りの1つは学内審査をパスして、次の審査結果待ち。
 人事を尽くして天命を待つ。昔は嫌いだったこの言葉。今は分かる気がする。穏やかな気持ちで天命を待てるように、やるときはとことんやれということだ。      

水曜日, 2月 05, 2014

タイムオーバー間近

 研究室の修士学生の発表が無事に終わった。一時はどうなることかと心配したが、わかりやすい発表で良かったと思う。ああすればよかった、こうすればよかったという点も残るが、それはこれから書く投稿論文の中で解決すればいいか。
 さて、次は自分の論文の番だ。締め切りがいよいよ近づいてきて、スーパーマリオのタイムオーバー間近の曲が頭の中で鳴っている。いろいろ解析を試すもののなかなか結果が出ない。そして、別の締め切りもたくさん抱えている。ああ、授業の準備も...。
 などと悩んでいても始まらないので、今は眼前のことに集中する。STAP細胞を作ったリケジョに負けないように。おっ、良さげな結果が1つ出た。

日曜日, 1月 19, 2014

センター試験と石油ストーブ

 1/18, 19はセンター試験。今年は案内監視員を担当することになり、朝6時起きで会場の明和高校へ。お仕事は入り口で受験票と顔写真を確認したり、遅刻者の対応したりすること。玄関での作業なのでとにかく寒い。
 受験票をチェックしながら、心の中で受験生に「がんばれ」とエールを送り、20年前の自分を思い出してみる。えっ、20年前!!そんなに時間が経ったのか...。少年老いやすく学なりがたし。
 受験生の入室がだいたい完了すると、玄関の石油ストーブで暖をとる。そういえば石油ストーブも久しぶり。懐かしい暖かさ。今日は一日がえらく長く感じた。
 明日も案内監視員だ。
 

月曜日, 1月 13, 2014

出味夫でGOGO

 三連休の中日、愛車の出味夫(こう呼ばれている)で近くをドライブした。まずカネスエというスーパーで買い物をすませ、名古屋商科大学までのルートを確認し、その後、愛知牧場に行った。車で1時間もかからないところに牧場があるなんて昨日知った。
 牧場にはこの寒さにも関わらず大勢の家族連れが訪れていた。有料で乗馬や搾乳、馬に餌をやったり、ミニ動物園みたいなところで動物と触れ合えたりする。ぜひお勧めしたいのが、愛牧の牛乳の手作りジェラート。うまい。
 その後、ダウニークラシックで遅めの昼食をとり(写真はサーモンとアボガドがのったパンケーキとサラダ)、帰宅した。家で夕食をとったあと、愛牧牛乳でカフェをいれたら濃厚でとても美味しかった。
 半日のドライブでどえりゃぁ旅行感。名古屋は実に楽しい。


 


 
 

火曜日, 1月 07, 2014

スカイアクティブな2014

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 年末年始はいろいろあってバタバタと時間が過ぎ、気がつくと2014年も7日目。新年早々いくつもの締め切りを抱え気分は晴れませんが、「ピンチはチャンス」といつものように楽観の虫が囁くので、何とかなる(いや、何とかしてやる)と思っています。
 昨年末、初めてのマイカーDemio Skyactiveを購入し、これで帰省しました。デザインも燃費(約19km/l)もいいし、小気味良い走りが気に入りました。今年は大いにドライブを楽しみたいと思います。
 もちろん研究も大いに楽しんで、デミオの走りぐらい小気味良く論文をポンポンと。はい。