月曜日, 11月 30, 2020

カレンダーに埋もれる

 ものすごい勢いでカレンダーの空き時間が埋まっていく。知り合いの先生のお誘いはなかなか断るわけにもいかず、こちらがお願いする立場になることもあるので、できるだけ引き受けることにしている。それはお互い様。

 最近、本気で断りたいと思っているのはマスコミ関係。「大学の先生なのだから、インタビューに答えて当然」みたいな上から目線でメールが来ると、本当に困ってしまう。授業準備に学生指導、そして事務作業に雑用と、もはや自分でコードを書いて研究する時間などない。そして、Zoomの会議、会議、会議。

 いい研究をして、学会に出かけて行って、いい発表をして、おいしいご当地グルメを食べる。なんて、経験はせずに2020年が過ぎていく。最後に学会らしい学会に出たのは、大分であった国際会議が最後だったなぁ。金沢でやっていた研究会を抜け出して、新幹線と特急を乗り継いで学生の発表に駆けつけたのだった。もう、そんなこともできないし、今ならZoomになるだろう。

月曜日, 11月 02, 2020

安寧と焦燥

  10月は原稿などの締切がなかったので、「安寧」という大袈裟な言葉がぴったりな月だった。9月の忙しさは何だったのか、という感じ。もちろん何もなかったわけではなく、名大の学生たちとゼミやジャーナルクラブを再開し、学生の論文を直したりして、これまで通り研究指導にはしっかり時間をかけた。

 そして月が変わり11月になった。Q4の授業の準備を急ピッチでやらないとまずい時期になった。依頼された講演や授業もある。過去の資料の使い回しで、新しいところが何もない発表は嫌なので、ある程度の作り直しが必要だ。院試の業務もある。

 決してサボっているわけではないのに、遅々として成果が出ない。一方、Twitterでは、毎日のように、知人が論文を発表したり、本を出版したりと、コロナなんてお構いなしに業績を上げている情報を見る。なんだろう、この差は。

 いやいや、人は人。自分は自分。一つ一つ納得のいく仕事をする中で、自ずと成果も出るはずだ。