技術経営専門職学位課程は、5年に1回、大学基準協会の認証評価を受けることになっている。事前に書面による審査があり、その後、実地調査がある。
書類作成の時点では、仕事は担当箇所の確認作業ぐらいだった。しかし、実地調査を受ける時点では主任なので、準備や当日対応など重役を任されることになり、すでに9月から様々な準備作業に関わった。
その実地調査が10/18, 19だった。その週は、NAISTで特別講義があったり、KProgramのプレス発表会があったりして、通常よりも忙しかった。何をどこまで備えてよいのかもわからず、膨れた不確実性×プレッシャー×注力散漫で、「しんどい」という言葉に尽きる。
事務職員の方々の献身的なサポートもあり、何とか乗り切ったと思う。どのぐらい上手く対応できたのか、できなかったのか、今となっては思うことがたくさんある。しかし、あまり細かなことにこだわっても仕方がない。達成しなければならないゴールは1つ、それは「認証評価に合格すること」である。それが達成できたならば、主任の役割は果たしたということにしよう。
教授なってまだ半年、主任になって18日目に、いきなり「山場」を迎えることになった。しかし、1.5年の任期のうち、これが一番大変な仕事だとすると、私は「心臓破りの丘」を超えたことになる。そう思うと、気持ちが楽になるのではないだろうか。