土曜日, 8月 22, 2009

Norvigのトーク

 引き続きCaltechで開催されたScipy 2009のお話。20日の招待講演で大物ゲストPeter Norvigの話を聞くことができた。Norvigは人工知能:エージェントアプローチ の共著者の一人。人工知能を勉強したことのある人なら必ず手にする教科書。これまでNASA Ames Research Centerのグループディレクターを勤め、現在はGoogleのグループディレクターをしている。
 今回のお題は、これからの科学計算に求められるプログラミング言語について。NorvigがPythonに行き着いた経緯、プログラムと研究、今後のプログラミング言語に期待されることなど、冗談を交えつつ深すぎず浅すぎず、実に良い塩梅のトークだった。特にWhat do scientists do?(科学者のお仕事は?)の説明が面白かったので、以下に抜粋します。もちろん0と6は半分冗談。
0. Write grant appllicatons(研究助成金の申請書を書く)
1. Observe and explore interesting phenomena(面白い現象を観察して探求する)
2. Generate hypothesis(仮説を作る)
3. Formulate models to explain phenomena(現象を説明するためにモデルを作る)
4. Test predictions made by the theory(理論的予測を検証する)
5. Modify theory and repeat(理論を変更し、(以上の作業を)繰り返す)
6. Publish in Science or textbooks/course notes(Scienceまたはテキストブック等で発表する。)
太っ腹なことにこの招待講演、その他の発表はScipyのウェブページでオープンソースとして公開されています。Norvigの講演はここ

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