iTunesでお気に入りのジャズチャンネルをかけながら、真っ白い画面とかれこれ1時間にらめっこをしている。言葉が1ミリも出てこない。新しく文章を書き始めるとこはいつもこうだ。物書きを生業としている人はすごいなとつくづく思う。よくも次から次へと新しい表現を生み出せるものです。
僕は文章がすらすらと書けたことなど一度もない。自分の頭をふわふわと漂っているイメージのようなものを捕まえては言葉で表現し、消し、また表現する、という作業を延々と繰り返す。頭の中には仮想の読者が住み着いていて、常に何事かぶつぶつとつぶやいてくる。産みの苦しみをしばらく味あった後、ようやく言葉のお通じが良くなり、その後はアドレナリンが出るのにまかせて一気に書きなぐる。このフェーズが過ぎると、明日のジョーのように燃え尽きて真っ白になっている自分がいる。
とまあ、こんな風に書くとおおげさだが、物書きをしているときはスイッチを切り替えて気張らないといけないわけです。原稿の締め切りが近づいて来ました。来週が正念場です。
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