研究室ではジャーナルクラブ(論文紹介)と勉強会をしっかりやろうと思っている。ユニークな研究をするためには、手を動かして作業をするだけでなく、先行研究や関連研究を時間をかけてフォローし、基礎を身につけておく必要がある。
今回は僕が、複雑ネットワークの古典ともいえるWattsとStrogatzのNature1998を紹介した。この論文は何度読んでも素晴らしい。大変ではあるが、熟読して発表資料を作ると理解がうんと進む。
マスターピースを片っ端から熟読しよう。
木曜日, 12月 12, 2013
月曜日, 12月 09, 2013
いい質問とは
学会や研究会、セミナーやゼミに参加して毎度思うのが、「いい質問やコメントをするのは難しい」ということだ。ある意味、発表よりも質問の方が何倍も難しい。
出身研究室の文化が染み付いているせいか、相手に間違いがあれば遠慮なく指摘する、自分の正しいと信じることは遠慮なく意見する、ということを僕は当たり前としてきた。相手が先生であれ、学生であれ。こういう質疑応答の中で理解が深く正確になり、参加者全体に利すると。
ところが、分野が違うと必ずしもこれがよいやり方とは限らないようだ。先日見かけたこのツイートが端的にそれを表現している。[Link]
発表のプラスとマイナスの両面を見た上で一言もの申す、それができるのが理想だろう。
出身研究室の文化が染み付いているせいか、相手に間違いがあれば遠慮なく指摘する、自分の正しいと信じることは遠慮なく意見する、ということを僕は当たり前としてきた。相手が先生であれ、学生であれ。こういう質疑応答の中で理解が深く正確になり、参加者全体に利すると。
ところが、分野が違うと必ずしもこれがよいやり方とは限らないようだ。先日見かけたこのツイートが端的にそれを表現している。[Link]
日本でイノベーションとかが生まれにくいとされるのは、色んなアイディアの粗やリスクを過剰に指摘して「こんな細かなことに気がついて指摘できる頭のいいオレ」をアピールしたがるお利口さんたちのせいかもしれない確かに工学や芸術など「創る系」の分野では正しければいいというわけでなく、アイディアの多様性が大事だし、少々の矛盾を抱えつつも現実世界にモノを実装せねばならない。そんな人に向かって重箱の隅をつつくようなことを言って、やる気をそぐのは野暮というもの。そんな考え方にも一理ある。
発表のプラスとマイナスの両面を見た上で一言もの申す、それができるのが理想だろう。
月曜日, 12月 02, 2013
正の螺旋スイッチ
毎年言っている気がするが、今年も残すところわずかとなった。ここ数ヶ月、あまり進歩感を感じられない日々を過ごしてしまったので、正直焦りを感じる。周囲には着実に成果を上げている人がいるというのに...。
しかし、人と比べても仕方ない。それよりも、眼前の事に我を忘れて夢中になることができていない今の自分の問題。研究するにしろ、雑用するにしろ。文字通りハングリーだった昔の、「自分の中に入って行く」ような研ぎすまされた感覚と、枯れない泉のようなやる気。これらを取り戻すことが大事。
そうすれば、正のスパイラル(螺旋)・スイッチは自ずと入る、はず。
しかし、人と比べても仕方ない。それよりも、眼前の事に我を忘れて夢中になることができていない今の自分の問題。研究するにしろ、雑用するにしろ。文字通りハングリーだった昔の、「自分の中に入って行く」ような研ぎすまされた感覚と、枯れない泉のようなやる気。これらを取り戻すことが大事。
そうすれば、正のスパイラル(螺旋)・スイッチは自ずと入る、はず。
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