土曜日, 3月 29, 2014

発表だん

 1年ぶりの物理学会での発表。開催地は東海大湘南キャンパス。今回は研究時間があまり取れず満足のいく結果が出せなかったので(別の論文に集中していたのもあるが)、ちょっとテンションが低め。何とか発表は終わったが、自分の納得のいかないものになってしまった。
 発表後、都立大の同期と久しぶりに飲んで、お互いの近況を話し合った。僕は素粒子物理を途中でやめて複雑系に転向したのだが、彼は素粒子一本でずっと頑張っている。実験の話を生き生きと話す彼を見ていると、本当に研究が好きなんだなということが伝わってくる。自分もピュアな気持ちで研究と向き合わなければと反省させられる。
 新学期がもうすぐ始まる。どんな研究をしようか。

日曜日, 3月 23, 2014

ミッション:(イン)ポッシブル

 「正直緊急事態でした。」
 こんな台詞で始まるCMが最近流れているが、本当にこんな状況だった。しかし、何とかミッションは全部クリアできそうだ。
 まずは再投稿の論文。厳しい査読コメントに答えるために解析をすべてやり直し、新しい結果も追加し、本文も大幅に書き直した。再投稿を無事終え、こちらは現在審査中。
 人工知能学会の原稿、国際会議のポスター発表用の論文、これらも書き上げて無事提出。依頼を受けた論文の査読もチェックを終え、コメントも書いた。英語を再度チェックしたら返信する。
 ずっと締め切りに追われる日々を過ごしていたので、久々に晴れ晴れとした気分。新しいことを始めたい気分になってきた。気持ちの余裕って大事。
 
 

金曜日, 3月 14, 2014

おぼる

 連日の報道によれば限りなく黒に近い小保方氏。Natureの論文に使用されている画像がパクリだろうが、氏の博士論文がパクリだろうが、STAP細胞の存在だけは本当であってほしい。誰もがそう思うのではないだろうか。
 Nature論文の不備は著者たちの責任だし、博士論文の不正でどうにかなるとしてもそれは自業自得。しかし、STAP細胞に生きる希望を見出した難病を抱えた人たちが大勢いたはずだ。
 しかしわからない。一体何のためにこんなことを?真理を探究するのが科学者ではないか。論文でコピペなんて...。自分ならそんなまがい物を世に出したいとは思わない。苦しんで苦しんで自分の中から表現をひねり出してこそ研究者だろう。
 「おぼる=コピペをする」なんて言葉が流行りそうでこわい。

日曜日, 3月 09, 2014

体に珈琲の染み渡る

 葉山珈琲で一息ついている。甘過ぎないシュークリームとちょいビターな珈琲が体に染み渡る。
 ここのところずっと締め切りに追われてて全然気持ちに余裕がなかったが、論文の直しが一通り終わって共著者にチェックしてもらうところまでいったので、一番大きな山は越えたかな。しかし火曜には人工知能学会の原稿の締め切りがあり、まだ気が抜けない。
 無事3月を乗り切ったら旅行をしてリフレッシュしたい。さあ、春はもうすぐだ。