金曜日, 10月 24, 2014

魔の10月

 申請書類のラッシュもひと段落。自分の書類が1つ、共同研究が2つ。懸案事項だった論文は1つ投稿完了(まだ良い返事はない)。昨年、テネシー大であったワークショップの論文は無事受理された。
 そして今日は学会発表申し込みの締め切りだったので、学生の論文の修正。余裕をもって準備するように指示しても結局こうなる。夜中3時まで改稿作業をして、さらに午前中一杯かかって全体を直した。もうふらふら。
 やるべきことはまだまだあるのだが、どうしても10月中に目処をつけたいのは、夏休みにほぼ仕上げた元学生との共著論文。追加の解析を彼は放棄したので、自分でやるしかない。論文はわかりやすく書けたと思うので、何とか出したい。
 ああ、週末ぐらいゆっくりしたい。
 

日曜日, 10月 19, 2014

足のあそこのこと

 胡座をかくときに足をくの字にした時に見える、足首と踵の中間にある皮膚。この場所のことを自分はこれまでに何度考え、これから先何度考えるだろうか。だいぶ奇妙な問いだが、それには理由がある。
 露天風呂に入るとまずは景色を楽しむわけだが、一通り見終えると次にこの部分に目がいく。足を持ち上げてまじまじと見てみると、人間の年輪とも言えるシワが多数細かく刻まれていることに気づく。いつの間にこんなにシワシワになってしまったんだろう。38年間、靴下に隠れてこっそり新陳代謝をしてきたわけだし、これからもそうだろう。
 僕の時間は、普段はこの部分のことに注意を向ける余裕もなくバタバタと過ぎていく。もう少し、自分の体に注意を向けるぐらいの余裕を持たなくてはならない。先日、長島温泉に立ち寄り湯したときに、そう思ったのだった。

水曜日, 10月 08, 2014

21世紀を照らすのは

赤崎記念研究館
赤崎教授(名城大)、天野教授(名大)、中村教授(カリフォルニア大)の3名が2014年のノーベル物理学賞に選ばれた。最初のお二人は名大関係者だし、カリフォルニア大は留学していたので(僕はUCLAだけど)、すべて自分と接点のある大学。何とも嬉しい限り。 
 特に、名大関係者のノーベル賞受者はこれで6名で、名大の教員としては鼻が高いだけでなく、大いに励まされる。赤崎先生はインタビューで「本当にやりたいことをやりなさい」とおっしゃっていたが、心からそう思う。自分にもそう言い聞かせている。
 ノーベル賞委員会のメンバーは、
「白熱電球は20世紀を照らした。21世紀を照らすのはLED照明になるだろう。」
となかなかの名言を残した。21世紀を照らすような研究がしたいものだ。