K. Sasahara, O. Tchernichovski, M. Takahasi, K. Suzuki, and K. Okanoya, A rhythm landscape approach to the developmental dynamics of birdsong, Journal of the Royal Society Interface (accepted)このデータを採り始めたのは理研に勤めていた2006年頃だから、論文になるのに9年近くかかったことになる。その間、留学したり別の職に就いたりといった事情もあるが、とにかく発達のデータ解析が難しかったというのが一番の理由だ。個体差あり、時間変化あり、例外ありあり。なかなかこれというクリアな結果が出ず、いたずらに時間だけが過ぎた。
論文をまとめてからも、あるジャーナルは門前払い、次のジャーナルは一度直して再投稿するもやはり却下。これだけでゆうに一年はかかった。方法論の論文として書き直してInterfaceに出すも、すごく厳しいコメントが返ってきてなかなか直せず。先月、秘策を思いついて、やっとの思いで直して再投稿したのだった。
別に誰に褒められるわけでもない。研究者として当たり前のことを当たり前のようにやるだけ。今は、吉報をかみしめつつ、最後の直しの方策を練っている(10日で直して出せと...orz)。
追記:11/4にこの論文は出版されました。[Link]
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