土曜日, 1月 26, 2019

ポジティブ情報学シンポジウム

 名大の価値創造研究センターのプロジェクトの1つとして「ポジティブ情報学」があり、昨日はそれ関係のシンポジウムを開催した。私もメンバーの一人だ。
 外部から、ドミニク・チェンさん(早大)と内田由紀さん(京大)をお招きし、ポジティブコンピューティングとポジティブ心理学の観点からご講演いただいた。
 ドミニクさんは、以前から知っていたのだがお会いする機会がなく、初めてしっかりと研究の話を聞くことができた。ウェルビーイングに関して学際的なアプローチで研究をされていて、「テクノロジーを介在させることで人が幸せになれること」、それを探求するのがとても興味深く思えた。この考え方は自分にも近い。
 一方、内田さんの話は典型的な心理学で、農村や漁村、企業を対象として大規模な社会調査を行い、協調性と競争性が幸福度に与える影響について重層的に調べていた。この徹底ぶりはすごい。
 これだけすごい研究を目の当たりにすると、さて自分はどうしたものかと思わざるを得ない。今日の話を聞いて気づいたことは、金子みすゞが言う所の「見えぬけれどもあるんだよ」的なものに形を与えたり気づきを促したりすることに、いい研究のヒントがあるということ。

 

土曜日, 1月 19, 2019

欽ちゃん曰く

 林修さんの番組で、欽ちゃんが、いろんな人にインタビューした経験から言っていた言葉が心に響いた。確かこんな感じのことを言っていたと思う。
世の中で自分の好きなことをやって成功した人は2割ぐらい。成功した人の中には、自分の嫌いなことを極めた人が多い。
研究者は前者の2割の方ではないか、と言われるかもしれない。表面だけ見ればそうかもしれない。しかし内実は、研究に割ける自由な時間は限られていて、 自分でも納得のいかないことに時間をとられることが多い。まだ僕などはましなほうだ。
 自由時間を捻出するためには、できるだけ雑多な仕事は断って「ミニマリスト」になりたくなる。しかし、欽ちゃんの言葉は、むしろ「不得手な仕事ほど自分の成長の糧になる」と読める。
 ある程度の取捨選択は必要だが、自分のやりたいことだけではなく、自分のやりたくない(しかし、自分を成長させてくれる可能性のある)仕事は引き受けるのが良いように思う。

木曜日, 1月 03, 2019

あけおめ2019

 平成最後の年が始まりました。今年もよろしくお願いします。
 我が家では先月末に第二子が生まれ、家族が増えました。今のところ、ミルクを飲むとおとなしく寝てくれるので、大人しい子のようです。
 今年はさきがけ最後の年なので、研究を頑張ります。これまでの成果を論文にまとめ、次の執筆に備えて充電します。