日曜日, 8月 08, 2021

Tokyo 2020

  今日で東京オリンピックが幕を下ろす。前回リオ大会はブルーミントンで見ていた。その4年後、まさかコロナで延期され、さらには無観客で開催になるなんて。タイムマシーンで5年前に戻って、当時の私に伝えたらどんな顔をするだろう(あー、5年もたったのか)。

 オリンピックの開催については色々な考え方があって然るべきで、賛成には賛成する理由が、反対には反対する理由がある。どちらもごもっとも。開会式や閉会式の文句を言っている人もいる。お金をかければかけたで文句が出て、かけなければかけないで文句が出る。口だけなら好き勝手言える。よりよい大会につながる建設的な意見であれば、いくらでもぶつけ合えば良いと思う。

 ただ、怒りの矛先がアスリートに向かうのは断じて違う。選手たちは矛盾と不安を抱えながら、最高のプレーをした。そんな人たちに向かって、なぜ声援ではなくて非難をぶつけられるのか。そういう屈折した表現は絶対にいけない。

 金メダルのラッシュに沸いたTokyo 2020。私は開催してくれたことに感謝したい。コロナで鬱々とした気分を吹き飛ばし、世界の人々に元気をくれた。柔道やレスリングの金メダル、上野投手の渾身のストレート、侍ジャパンの金への執念。どれも素晴らしかった。異例づくしのTokyo 2020は、間違いなく歴史に残るオリンピックになった。

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