先日、国際高等研のエジソンの会で発表してきた。今回は計算社会科学をテーマにしたいということで、私にお声がかかった。もう1名誰かいないかということだったので、さきがけ同期の江崎さんに声をかけた。江崎さんと会うのは久しぶり。
「ビッグデータの活用による社会課題の解決に向けて」と題して、私と江崎さんが1時間ずつ発表し、最後に理研の上田先生を交えて質疑応答を行った。会場の参加者から鋭い質問が飛んできて、楽しい議論になった。
奈良女子大からの参加者もいたり、遠隔でNAISTからの参加もありと、程よい規模でよかった。NAISTからは、池上研のO先輩も参加してくださったようだ。帰り際に、「あんた、磐高出身なんだな」と声をかけてくれた方がいた。何でも磐高関西OB会というのがあるそうで、その方も磐高出身だった。
会が終わり、タクシー待ちをしていた時、高等研の松本所長がお話になりますというので、少しだけお邪魔させてもらった。松本先生がどのような方を存じ上げず、先生のご研究について質問させていただいた。「研究者なのだから研究で一流なのは当たり前」「研究以外のことも勉強する時間を持ちなさい」そんなことを仰っていていた。帰りの新幹線で松本先生のことを調べたら、何と京大総長や理研の理事長を務められた方だった。鋭い眼差しは只者ではないとは感じたが、まさかこんなに偉い人だとは。
オンラインの発表会だと、こういう濃密なインタラクションやセレンディピティはない。久しぶりに楽しい研究会だった。