月曜日, 12月 29, 2025

カメはうさぎを超えていく

 愛知県立旭丘高校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の評価委員を務めて、今年で6年目になる。コロナ禍が明けて以降は、毎年12月に、東京研修の一環として生徒たちが東京科学大学を訪れている。

 今年は12月23日に、18名の生徒が田町キャンパスを訪問した。プログラムは以下の通りである。同僚や研究室のメンバーにも協力してもらい、研究内容だけでなく、研究者としてのキャリアの多様性についても話してもらった。

 クロージングでは、以下のScience論文をベースに、生徒たちにエールを送った。
Güllich, A., Barth, M., Hambrick, D. Z. & Macnamara, B. N. 

 早熟な秀才よりも、幼少期に多分野にわたる経験を積んだ人の方が、特定分野での成長は緩やかである一方、成人期のピーク年齢においてトップ層に到達する確率が高い、という研究結果だ。だからこそ、早い段階でやりたいことを一つに絞り込むのではなく、複数のことに本気で取り組んでほしい。そのことには、科学的な裏付けがある。

 こうした言葉を素直に受け止められる生徒たちは、間違いなく成長すると思う。そして、これからの日本を引っ張っていく存在になると思う。






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