火曜日, 8月 21, 2007

苦しい時はいつもB'zだった

苦しい時はいつもB'zだった。2度の大学受験、院試、修論、D論。乗り越えなければならない壁がある時は、ディストーションの効いた松本のギターと、突き抜けるような稲葉の高音が、脳のアドレナリンのスイッチを押し、元気と勇気をくれた。以前はB'zか洋楽のハードロックしか聞かなかったのだが、最近は、僕のiPodにはJPopも入っている。ここ数カ月、僕のカンフル剤になってくれたのが、奥田民生の”花になる”(だいぶ古い曲だけど)。この歌は、こんな風に始まる。

闇を切り裂け 拳で切り裂け
それは誠 強い男
心無にして 光を背にして
それが誠 すごい男 

以前、NHKで奥田民生の特集をやっているの見たが、この人、「どうだ平凡だろう」ということを、さらりとやってしまう非凡な人。ユニコーン時代からの奥田民生単品まで歌の変遷を見れば、タダモノではないことがすぐわかる。五味太郎の文章のように、ピリリと歌詞にスパイスが効いているが好きだ。
 今日はちょっとだけうれしい知らせが手元に届いた。さあ、この拳で闇を切り裂けるだろうか。否、切り裂くしかあるまい。

土曜日, 8月 18, 2007

お昼寝ベティーにライバル現る

neここのところ猛暑が一段と厳しい。連日昼間は35度近い。ニュースでは酷暑という聞きなれない言葉が使われていた。これではニャンコたちもこたえるだろう。
 
 そんな中、理研のおばさんたちのアイドル(略して、オバドル)ベティは、今日も保健室の日陰でお昼寝。グー、グー、(ん!?)、(ま、いっか)、グー、グー。僕が近づいても、しかとでグー。しっぽをパタパタ、グー。のびのび、グー。でも決してなでなではさせてくれない。カツオボーをもらっても心は許さない。ベティはガードが堅いのである。
 
最近、食堂前で子猫をよく見かけるようになった。白いチビ猫は、蛾を目ざとく見つけて猫パンチをお見舞いしていた。ブン、ブン、ブン。こうして、彼ら彼女らは野生のハンターになっていくのだろう。(おばさんからしっかりおこぼれも頂くのだが)
 木陰では見慣れない猫が1匹、「いつでも逃げられぜ」という意思表示をしながら涼んでいた。最近、猫の数が増えたのかな。昔ぼこられた経験のあるベティは、この情勢をどう乗り切るのか。今、和光が熱い。

火曜日, 8月 14, 2007

東京は故郷にありて思うもの

夏休みをとっていわきの実家に帰省している。ここに帰って来ると、都会のある種の緊張感から解放される。そしていつも反省をする。ここには、白球を追いかけ、ストラト欲しさにアルバイトに精を出し、受験に失敗して噴気してる自分の歴史がある。(勉強机のマットに挟まれている浪人時代の写真を見ると、その青さがこっぱずかしい) そんな少年の自分に、今の自分は負けてやしないか?そういつも問いかける。
 もちろん、事はあの時ほど簡単ではない。盲目にがんばればいいというものではない。自分は何がしたいのか?そのためには何をしなければならないのか?きちんと、GTD(Getting Things Done)をデザインしよう。
 また、自分だけが云々、というのもよろしくないだろう。僕が好きな吉川英治の三国志にこんな場面がある。大志を抱きながら、いつまでたっても放浪の身である自分を嘆く劉備玄徳に、義弟の関羽雲長がこう言って喝を入れる。「自分が優位な立場にあるからといって奢らず、不利な立場にあっても卑屈にならず、君主たるもの出処進退悠々たること。」 もし、こんな男がいたらしびれるくらい格好いい。
 「故郷は遠くにありて思うもの」と室生犀星は詠んだ。しかし、こうも言える。「東京は故郷にありて思うもの」。”本当の空”のある福島県のここいわき市から、東京に戻ってからの自分を思う。

日曜日, 8月 12, 2007

絵心は忘れたなり

 学生たちと共同で作っているソフトウェア開発を進めるために、土曜日だったが電通大に行って来た。今週末、来週末をミラクル4daysと名付けて、インテンシブにコーディングを進めようという目論見だ。最近、事務的なことばかりで、白熱する議論をすることが少なくなったなあと思っていたが、今日はとても楽しい議論が出来た。若者と議論をするのはとても楽しい。頭が柔らかいし、どんどん喰らいついてくる。やはり、議論はこうでなくちゃ。そこから自分も学ぶことができる。
 思えば、自分がこんなに議論好きで、学会でも負かされない強さを持てたのは、恩師、磯部さんのおかげだと思う。僕は学部時代の4年間、毎週国立天文台に通い輪読会に参加していた。磯部さんは、決してやわな議論を許さなかった。そのときに培ったものは、決して物理学の知識だけではなく、学問に対する姿勢だったと思う。それは修士、博士と進学してからも、僕の中で生きていた。いや、今も生きている。一方で、学問における政治的な駆け引きは苦手だ。賢いふりをすることなど、全然意味がないと思っている。真に賢い人は、何も声高に語る必要がない。己は何ができるのか、身をもって示せばそれで良い。学問は、勝った・負けたや駆け引きではない。
 ところで、学生たちとシステムのアイコンをどうするかを話していた時に描いた絵はとても不評だった。「笹原さんは、絵心がないですね。」 うーん、御意。恐らく、生まれてくるときに母の中に忘れてきたのだ。この絵のタイトルは天使だが、見かけは悪魔か?

水曜日, 8月 08, 2007

占い:復活できない、駄目になる、妨害

この物々しいタイトルは、実は私の昨日の占いの結果で、先週購入したAdvanced es(通称、アドエス)[link]のW-Infoという毎日配信されるニュースにあったもの。何んてこと言うんだアドエスさんよー!良い占い結果しか信じない僕は、特に気にも留めずにいつものように理研で仕事をしていた。
 掃除とミーティングが終わり、さ~これから自分の研究時間だとキーを2、3回さわり、My Macを起こした。おかしい、固まっている!あー、さっきまで回していたプログラムはやり直しだとあきらめて、電源ボタンをポチッとな。再起動。しかしである。食いかけの灰色リンゴが表示されたところから、画面が一向に進行しない。しかも、何やら「カチッ、カチッ...」という機械音が聞こえる。もしや。汗がたらり。Mac OSが入っているHDがクラッシュしかかっているようなのだ。あ"ー!!!バックアップを取っていない!
 というわけで、見事に占いは当たり、間もなく僕はビックカメラに駆け込むこととなった。占い曰く: 「やり直しの難しい出来事に遭遇しそうです。復活は困難でしょう。何かが終わりますが後悔の残る終わり方で、結果として全ては時間の消耗に思われます。云々」 悲惨な言葉のオンパレード。それに、「何かが終わります」じゃわからないよー。次からは詳細な情報をお願いします、アドエスさん。