自分を信じ自分の好きを貫いている人。強烈な個性としなやかな感性で時代を切り開いている人。スティーブ・ジョブズ。AppleのCEO。こんなカリスマが現在のアカデミック界にいるかどうかはまったく疑わしい。科学者も彼から見習うことは多いのではないか。
あちこちのブログで、ジョブズが2005年のスタンフォード大の卒業式で行った有名なスピーチの字幕版が紹介されていたので、自分に渇を入れるつもりでここに掲載する。
彼を題材にした本も最近出ていた。今度読んでみよう。
よくアップルの製品に対して、「見た目だけ」とか「デザインだけ」とかいう批判が聞かれる。独自性を強調しすぎる面もあるが、ジョブズがインターフェイスにとことんこだわることに僕は同感する。例えば、ものすごく高機能な機械があったとして、インターフェースにまったく工夫がなくボタンが108個もあるコントローラーしかないとしたら、誰がそんなものを使うだろうか。インターフェースはまさにマン-マシンが接続する場であり、身体性の場なのだから、その基本に立ち返らないと。マシンパワーに反してWiiがPSPを圧倒している理由もそこにある。インターフェイスにおける機能と形の問題は本質的だと思う。
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