- 脳を分かる
- 脳を伝える
- 脳はゆらぐ
池谷さんの脳観に1つ反論をさせてもらえば、「構造+ゆらぎ=機能」は多分間違い。あえて書くなら、「ゆらぎ<->構造<->機能」。先に構造があるわけではない。ゆらぎから構造が作られ、その構造をもとに機能が発現する。そして、機能は構造を変え、そのためにはゆらぎが必要になる。この3つのカップリングを通じて、安定と不安定を行きつ戻りつするのが、複雑系におけるダイナミックな脳観だ。実験であれ、モデルであれ、これをきちんと示すことが大事。
学会後、UCLAのChuckと会うためにLAに3日ほど滞在した。今回も大学のゲストハウス(UCLA Tivertion House)に泊まった。一泊15,000円なので値段はそこそこ(West Woodの相場は高くて一泊2万、3万は当たり前)。朝食付き、部屋はきれい、無線LANが使える、シアトルズベストのコーヒーが24時間飲める、など満足度は高い。写真は僕が滞在した部屋。


国際会議 [link] のためにオレゴンに来ている。オレゴン州立大学のあるコーバリス(Corvallis)は、ポートランド空港から高速バスで2時間半のところにある長閑な街だ。ゆったりと時間が流れている。一方会議は、毎日朝8時から夜8時までびっちりスケジュールが組まれていて、かなりハードだ。でも時間はあっという間に過ぎる。オレゴン初滞在は、ホテルと会議場との行き来で終わりそうだ。

僕が画家だったら、子供たちのために絵を描くだろう。ミュージシャンだったら曲をつくる。でも、僕は教師だ。だから講義をした。この本は著名なコンピュータ科学者、ランディ・パウシュがカーネギーメロン大学で行った最終講義を書籍化したものだ。お題は「子供の頃からの夢をかなえる方法について」。インターネットで配信されて、全米では600万人以上の人が見たという。