日曜日, 11月 04, 2012

格差のNY

 共同研究のためにNYに来ています。ハリケーンの影響で公共の交通機関が全て運休している中、ホテルに到着できるのか心配していましたが、JFKからはシャトルバスで意外とすんなり行けました。しかし、マンハッタンの機能はまだ完全には回復しておらず(セントラルパークは封鎖中、南部の一部はまだ停電中)、サンディーの猛威の爪痕がまだ至る所に残っています。[Link]
 2年ぶりにNYに来て感じたことを何となく書いてみます。
  • ニューヨーカーとツアリスト
    ハリケーン直撃の直後だというのに、観光客がめちゃめちゃ多い。日本人はあまり見かけないが、ヨーロッパからのカップルや家族連れをよく見かける。そんな中、マンハッタン南部に住む友人は、停電が続いているため、別の友人宅へしばし家族で避難するという。
  • 富める者と貧しい者
    どこのスタバにいっても長蛇の列。みんな決して安くないマフィンとラテを躊躇なく注文して、席があくのを待っている。一方、店の外では、ぼろぼろの衣類を着て寒そうにしている人たちが、小銭を下さいと紙コップをシャカシャカさせている。
  • 建築物の新旧
    僕が泊まっているホテルはネットで見つけた格安ホテル。[Link] それでも1泊1万円ぐらいはするのだが、とにかく不満。風呂とトイレは共同。冷蔵庫は壊れていて何かくさい。テレビもポットもない。壁も天井も薄いので、話し声や足音が聞こえてくる。一方、コロンブスサークルにある建物やMOMA、五番街にある建物は何と美しく機能的で立派なこと。
 何をとっても良くも悪くも「平均的」な日本とは違い、極端な凹凸と厳然たる差が存在するNY。どちらが好きかは好みの問題だが、とにかくNYではアクティブでないと生きていけない。

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