水曜日, 1月 30, 2013

不確実さを抱えて

 年度末が近づくにつれ、入試関係の仕事、予算関連の書類、業績云々の報告書、論文の査読、学会の準備と発表、予期せぬメールなど、束になって仕事がやってくる。
 最近も予期せぬメールがいくつか来て、複雑な心持ちになった。1つ目は、全く面識のない中国の博士号取得者から来た「何でもやるから雇ってくれ」というメール。添付されていた履歴書を見ると自分の研究とはおよそ関係がない分野だ。メーリングリストに機械的に片っ端からメールを送っているのだろう。必死なのは分かるが、お金がないときっぱり断った。
 2つ目は、僕の論文に興味を持ち、自分の研究している鳥でも同じ解析やってみたいというニュージーランドの大学院生からのメール。データもほしいという。やる気が感じられたので、共同研究者と相談してデータの一部をあげることに。そして彼は、可能であれば来年、僕の所に短期滞在して一緒に研究したいという。来たければ来ていいよと返事を送った。 
 予定からはみ出たビックリは不意にやってくる。不確実なものを抱えつつ、粛々とやれるかどうかが試されている。
 

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