四〇歳になった。二十歳の時は、こんな日は永遠に来ないんじゃないかと思っていたけど、倍になった。皆平等に歳をとる。
二十歳までの20年間は長かったけど、二十歳からの20年間はあれよあれよと言う間に過ぎていった。28で大学院を卒業し、名大に職を得たのが36。今、ようやく研究らしい研究ができるようになった。そして気がつくと、退官までにあと20年とちょっと。
いろいろ回り道をしすぎた気もするけど、それだからこその今の自分である。こんな曲がりくねって途切れそうな道を好んで歩いてきたのだから、これからも行けるだろう。生き急ぐこともあるまい。
鳥たちがさえずる、ブルーミントンの朝に思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿