拙著『フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ』が発売されてから約1週間が経過した。Amazonのランキングを見ていると、おかげさまで、科学読み物、メディアと社会、ジャーナリズムのカテゴリでそこそこ売れているようである。
先日は、マル激トーク・オン・ディマンドというオンデマンド番組に呼んでいただき、神保哲生さん、宮台真司さんとお話をしてきた。テレビの独特の雰囲気やとっさの質問にうまく答えられるかしらという不安もあり、少しナーバスになった。ちぐはぐな回答をしてしまった場面も多々あったが、神保さんの上手な司会と宮台さんの博識に支えられて、何とか収録は終わった。
この番組が公開された直後から、急激に拙著のAmazonでの売り上げランキングが上がり、これがバイラル・マーケティングかということを身をもって経験した。もちろん、たくさんの人にこの本を読んでもらえるのはうれしい。
ただ、本と自分の名前が自分から切り離されて、独り歩きし始めたような気がして少し落ち着かない。私はあくまでも一研究者で、計算社会科学の道を開拓することが自分の本分なので。
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