水曜日, 7月 10, 2019

さきがけと東北

 7/4-5の日程でさきがけの領域会議に参加した。泊りがけの会議としてはこれが最後だ。さきがけに採用されてから、もう3年が経とうとしている。本当に時がたつのは早いものだ。
 まもまく、成果報告書の準備を始めなければならない。大風呂敷を広げた研究計画だったが、果たしてうまくいのだろうかと、最初は心配だった。しかし、初めてしまえば、この緊張感の中での研究は、苦しいながらも、楽しいものだった。間違いなく、自分の研究人生の重要な1ページだ。
 領域会議の最終日、震災遺構である仙台市立荒浜小学校に立ち寄った。この小学校に避難した人は、全員助かったそうだ。しかし、周辺住宅は全滅。市民を助けようとして犠牲になった消防署の方や、子供を助けに行こうとして亡くなった方がいるそうだ。この写真が当時の津波の凄さを物語っている。
 福島に育ててもらった人間として、東北の復興を心から願っている。どこに住んでいようと、東北は自分の故郷だ。




0 件のコメント: