木曜日, 6月 11, 2020

講義だん

 今年度のQ1期は、「計算情報学12」の講義を担当した。学部の講義を一人で担当するのは、実はこれが初めてだ。ソーシャルダイナミクスをテーマとして、ネットワーク科学やデータ科学の基礎を教え、プログラミングの実習を行った。
 初めての講義なので、資料をゼロから作らなければならず大変だった。加えて、オンライン講義の対応をしなければならず、慣れるまでは大変だった。
 当初は、Zoomを使ったリアルタイムでの講義にしようと考えていたが、大学はオンデマンド方式を推奨したので、講義ビデオを公開することにした。学生の負担を減らすために、この状況ではこれでよかったのだと思う。
 今週でその講義を終えた。あとはレポート課題を採点して、成績をつけるだけだ。学生とのコミュニケーションがなく、何の手応えもないまま講義が終わってしまったという感じがして残念だ。
 いつまでこのような状態が続くのだろう。いつもどこかで楽しいイベントをやっていて、すごい人たちがたくさんいて、ワクワクする場所。それが僕にとっての大学だった。今はただ黙々と仕事をこなしている。

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