日曜日, 5月 16, 2021

謙虚さ

  「謙虚さ」について改めて考えさせられている。先週はお詫びのメールを書くことが多く、1つの理由はそのことにある。

 提出書類や大学の連絡に対応しなかった学生たちの失礼を、担当の先生方にお詫びするメールを何通も書いた。電話もかけた。自分に非があるならば、関係者に謝罪し、「今後は気をつけます」と反省するのが常識だろう。しかし、学生たちからは謝罪の言葉は一言もなかった。

 さすがに、この態度を注意しないのはまずいと思ったので、「自分のミスを謝罪するのは常識」「対応してもらったら感謝を伝えるのが常識」と注意した。本来は家庭で言うようなことだと思うが、教員としてこの態度を見ぬふりして、何事もなかったかのように研究指導を継続するのはナイと思った。もっと言うと、学生たちの謙虚さのなさに我慢がならなかった。

 昨晩、YouTubeを眺めていたら、桜井和寿 × 稲葉浩志の夢のような対談があって、1限の授業があったのだが一気に見てしまった。どちらも僕が大好きなボーカリストだ。一流であるにもかかわらず謙虚で、言葉を丁寧に選んで説明しようとする様子や、ライブでパフォーマンスを発揮するための日々の努力の話に感激した。謙虚さ、真摯さ、表現者の孤独さ。いろんなものが詰まっている。




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