金曜日, 12月 31, 2021

大晦日2021

 2021年大晦日の日本経済新聞の経済教室に、寄稿した記事が掲載されました。Solution-orientedな計算社会科学について書きました。

 タイトルは「課題解決の精度高まる」。もともとは違うタイトルを提案していたが、いろいろあってこれに。図の出典は当研究室M2の橋本さん(「「代替肉」について価値観はどう変化したか」)

 今年は実家で大晦日を過ごしている。子供たちをつれて石炭化石館に行ったり、関の湯で温泉に入ったり。やらなければならないことは山積みだが、何にも邪魔されずに年末年始の時間を楽しみたい。

 年が明ければスーパーミラクル集中力で何とかなる(はず)。

 

水曜日, 12月 29, 2021

仕事納め

 講演の仕事をこなし、2021年の仕事納めをした。ただ、あまりその実感はない。締切のある学生の論文が2本あるので、冬休み中に仕上げないといけない。

 やってきた仕事を片っ端からこなした一年だった。新聞の取材依頼は一つも断らなかったし、講演依頼も都合がつく限り引き受けた。「今回だけ」を繰り返していたら、あっという間にカレンダーがZoomの打ち合わせで埋まった。

 足がつかないプールをなんとか泳ぎ切った、そんな感覚。まずは自分にお疲れ様。

 

日曜日, 12月 26, 2021

前途有望な若者たち

  先日、私がスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の評価委員を務める、愛知県立旭丘高校の生徒たちが東工大を訪問した。旭丘高校とは名大にいた頃からのお付き合いで、私の師匠の池上さんの母校でもある。

 本来ならば、ケンブリッジ大学に訪問して研究をする予定だったが、コロナの影響で今年は東京研究となった。複数いる評価委員のうち、私が東京にいるため、今回の東京研修のアレンジメントのお手伝いをした。

 23日には東工大の大岡山キャンパスを訪れ、24日午後に私の職場のCICを訪れた。辻本先生IdPとマイクログリッド技術の社会実装プロジェクトについて、三木先生(慶応大)は人工腎臓の開発と事業化について、私は計算社会科学と社会イノベーションについて発表した。

 生徒たちが真剣に講義に耳を傾け、メモを取り、鋭い質問をしている様子をみて、日本の将来は明るいと感じた。この何十年かの停滞をぶち壊して、新しい日本を作っていくのは、まちがいなく彼ら彼女らだ。

 私は高校時代、何も頑張ることができなかった。高校時代をやり直したいわけではないが、山のような後悔がある。だからこの若者たちには、興味をもったことはとことん追求して、後悔のない高校時代を過ごしてほしい。

日曜日, 12月 12, 2021

疲労困憊

 名古屋商工会議所での講演のため、早起きをして家を出た。電車が池袋に到着し、ホームに降りて、階段に向かおうとした。両扉が空いている電車を横切って、空いている別の階段へ向かおうとした時、電車のドアが閉まってぶつかり、手に持っていた(クレジット機能一体型の)定期が宙を舞った。

 慌てて定期が落ちたあたりを探したが、見つからなかった。駅員さんの話では、終電後でないと、ホーム下に降りて探すことはできないとのことだった。定期以外にもEXカードが入っていたが諦めた(ネットで予約をキャンセルした)。改札で連絡先を伝えて、名古屋へ急いだ。

 講演は午後からだったので、まず名大に向かった。情報学研究棟の院生室にはまだ誰もいなかった。事務仕事をしていたら、定期の落とし物の届出があったとの電話があった。すでにカード会社に電話してクレジット機能を止めた後だったので、カードの再開ではなく再発行が必要だが、定期が帰路から使えるのは助かった。

 午後の講演を終えて疲れていたので、帰りの新幹線はグリーン車に乗って、作業をしていた。片付けても片付けても終わらない仕事に集中していたら、もう品川。慌てて駅を降りて、山手線に乗る直前で、iPhoneがないことに気づいた。慌ててGPSで位置情報を調べたら、iPhone が品川から東京に向かっている軌道が見えた。やってしまった …。

 清掃員の方が気づいて、東京駅の落とし物コーナーに届けてくれるかもしれないと思い、自分も東京駅に向かった。しかし、その願いも虚しく。iPhoneは大阪に向かって再び動いていた…。諦めて家に帰った。夜に確認したところ、どうやら大阪の新幹線の車両基地にあるようだ。

 翌日、再度GPSを確認し、JR西日本やJR東海の落とし物係に電話して、「iPhoneが新大阪駅に移動した」ことを伝えた。そして、昼過ぎにiPhoneが見つかったとの連絡があり、着払いで送ってくれるとのことだった。本当に助かった。

 数々の不注意を重ねてきたが、一日で2つも重大な不注意をやるのは初めて。流石に自分のダメっぷりに凹んだ。この注意散漫は疲労からきているのかもしれない。ワーク・ライフ・バランスを見直す時期に来ている。