先日、私がスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の評価委員を務める、愛知県立旭丘高校の生徒たちが東工大を訪問した。旭丘高校とは名大にいた頃からのお付き合いで、私の師匠の池上さんの母校でもある。
本来ならば、ケンブリッジ大学に訪問して研究をする予定だったが、コロナの影響で今年は東京研究となった。複数いる評価委員のうち、私が東京にいるため、今回の東京研修のアレンジメントのお手伝いをした。
23日には東工大の大岡山キャンパスを訪れ、24日午後に私の職場のCICを訪れた。辻本先生IdPとマイクログリッド技術の社会実装プロジェクトについて、三木先生(慶応大)は人工腎臓の開発と事業化について、私は計算社会科学と社会イノベーションについて発表した。
生徒たちが真剣に講義に耳を傾け、メモを取り、鋭い質問をしている様子をみて、日本の将来は明るいと感じた。この何十年かの停滞をぶち壊して、新しい日本を作っていくのは、まちがいなく彼ら彼女らだ。
私は高校時代、何も頑張ることができなかった。高校時代をやり直したいわけではないが、山のような後悔がある。だからこの若者たちには、興味をもったことはとことん追求して、後悔のない高校時代を過ごしてほしい。
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