ジュンク堂でコンピュータ系の本を見ていたら、なぜかこの本があった。ピクトとはピクトグラム(絵文字)の略で、図のようなサインで見かけるキャラのこと。著者の内海さんは、日本ピクトさん学会 [link] というウェブサイトを公開していて、その内容を加筆修正したものを本にしたらしい。ピクトさんを、転倒系、頭打ち系、衝突系、感電系などなど、分類をしてコメントをつけている。そのセンスがおもしろい。日本だけでなく海外のピクトさんも紹介されている。刺青があるピクトさんとか、エスカレータにぶら下がっているピクトさんとか、めずらしいものもある。電車の中で読んでいて、おもわず「にやっ」っとしてしまった。ちょっとしたブームになるかも。
日曜日, 4月 29, 2007
金曜日, 4月 27, 2007
ハンニバルと紫式部?
「羊たちの沈黙」シリーズの最新作ハンニバルライジングを観てきた。ネタバレはご法度だから内容は伏せますが、もしこれが最終作品ならとても残念。話の展開がたんたんとして普通過ぎるのと、日本文化の描き方がもはやギャグ。この映画の脚本は、原作者のトマス・ハリスが自ら担当したそうだ。一作目が良すぎると観衆の期待が大きくなるので作るほうは大変だろうが、その緊張感の中から良い作品を生み出してほしかった。羊たちの沈黙がかもし出した得体の知れない気持ち悪さは、その後の作品ではすっかり無くなってしまっている。この作品はロッキーのようにしぶとく続くのだろうか?
映画を観る前に少し時間があったので、このブログでも紹介した小川珈琲でカフェった。お米のロールケーキは相変わらずの人気で、お昼の時点で残り4本ぐらいしか残っていなかった。彼女が季節限定のイチゴのお米ロールケーキを美味しそうに頬張っていたので、少しご相伴に預かった。しっとりしていておいしい。僕はブルーマウンテンを堪能した。近日、たまプラーザにも小川珈琲ができるそうです。きっと人気がでるだろうな。こちらはあいかわらず、レジ前でピッ、ピッ、プー。
映画を観る前に少し時間があったので、このブログでも紹介した小川珈琲でカフェった。お米のロールケーキは相変わらずの人気で、お昼の時点で残り4本ぐらいしか残っていなかった。彼女が季節限定のイチゴのお米ロールケーキを美味しそうに頬張っていたので、少しご相伴に預かった。しっとりしていておいしい。僕はブルーマウンテンを堪能した。近日、たまプラーザにも小川珈琲ができるそうです。きっと人気がでるだろうな。こちらはあいかわらず、レジ前でピッ、ピッ、プー。
日曜日, 4月 22, 2007
一般公開を終えて思うこと
理研の一般公開のため、研究室の全体説明を朝から晩までしていた。子供連れの家族やカップル、中高生の集団、理研の職員や大学の先生など、昨年よりは来場者数は少なかったものの、それでも多数が「歌をうたう動物たち」と題した僕らの展示を見に来てくれた。一般の人にも分かるようにと平易な言葉で説明を試みて、改めて自分の理解が浅い所や勉強不足を感じた。
「モグラって歌うの?」
「何のためにオウムは真似をするの?」
「ネアンデルタール人は言葉を話していなかったの?」
「言語進化の問題が解けるってどういうこと?」
ときに素朴な質問は核心を突いている。知ったかぶりをせずに謙虚に学ばねば。打ち上げでは、研究室のみんなと研究の話や恋愛の話、いろんな話で盛り上がった。これまでいた研究室とはまた違う個性がここには集まっている。
家に帰って梅田さんのBlogをチェックした。本で対談していらい、脳科学者の茂木さんに注目しているようだ[Link]。茂木さんが駒場の講義で、Googleを引き合いに出して学生をアジッタそうだ(僕が駒場にいたときもそういうスタイルだったなあ)。確かに、「百聞はデモにしかず」というスタイルで、ばんばん動くモノをつくり、Googleはどんどん世界を変えていっている。そのことと研究者も無縁ではなかろう。
「モグラって歌うの?」
「何のためにオウムは真似をするの?」
「ネアンデルタール人は言葉を話していなかったの?」
「言語進化の問題が解けるってどういうこと?」
ときに素朴な質問は核心を突いている。知ったかぶりをせずに謙虚に学ばねば。打ち上げでは、研究室のみんなと研究の話や恋愛の話、いろんな話で盛り上がった。これまでいた研究室とはまた違う個性がここには集まっている。
家に帰って梅田さんのBlogをチェックした。本で対談していらい、脳科学者の茂木さんに注目しているようだ[Link]。茂木さんが駒場の講義で、Googleを引き合いに出して学生をアジッタそうだ(僕が駒場にいたときもそういうスタイルだったなあ)。確かに、「百聞はデモにしかず」というスタイルで、ばんばん動くモノをつくり、Googleはどんどん世界を変えていっている。そのことと研究者も無縁ではなかろう。
木曜日, 4月 12, 2007
物質をめぐる冒険
最近テレビでもよく見かけるようになった竹内薫さんの本で、物理学の鳥瞰図を得たい人にお勧めなのが「物質をめぐる冒険」という本。「モノ」と「コト」という切り口で、ニュートンの万有引力の法則から、アインシュタインの相対性理論、多くの秀才の手による量子論、そして現代物理学の最先端、超ひも理論を直観的に簡潔に紹介しています。大学の物理の授業も、このぐらい直観的に教えてくれれば、脱落する学生も減るだろうに。ただし、竹内さんの専門が素粒子論だったため、熱力学や統計力学、カオスなどの非線形物理などの話はありません。僕が大学生のころは、竹内さんが書いた哲学関係の本を何冊か読んだことがありますが、最近は科学ものが多いようです。あと、脳科学についての書物もありますが、それはあまり好きではない。僕が脳科学センターにいて、エンピリカルなものに触れる機会が多いからか、脳を物理学と全く同じセンスで解釈するのにはちょっと抵抗がある。ちなみに竹内さんは、木曜の深夜、たけしのコマネチ大学数学科に顧問としてよく出演しています。
新学期一発目のびっくり
新学期になり、非常勤を務めている大妻女子大学の授業が始まった。僕は、去年から、画像情報処理論及び演習という授業を担当している。昨年度の講義資料をもう一度見直し、授業のプランを立て、一発目の授業に臨んだ。さー、がんばるぞ。
教室に行ってみてビックリした。学生が二人しかいない。ガーン!なんでも、シラバスにこの授業載っていなかったらしい。そして、もう一方の授業に受講者が殺到したためこんなことに、、、。結局、受講希望者のうちB組を僕が、A組をもう一人の先生が担当することで事なきを得た。はぁ~、びっくりした。一限の授業なので久しぶりに早起きしたが、朝の空気にあたるとシャキッとして、新学期が始まったことを体で感じた。さて、今年はどんな授業になるだろうか。
教室に行ってみてビックリした。学生が二人しかいない。ガーン!なんでも、シラバスにこの授業載っていなかったらしい。そして、もう一方の授業に受講者が殺到したためこんなことに、、、。結局、受講希望者のうちB組を僕が、A組をもう一人の先生が担当することで事なきを得た。はぁ~、びっくりした。一限の授業なので久しぶりに早起きしたが、朝の空気にあたるとシャキッとして、新学期が始まったことを体で感じた。さて、今年はどんな授業になるだろうか。
月曜日, 4月 09, 2007
進化しすぎた脳
週末、理研で池谷裕二さんのセミナーを聞いた。池谷さん著書、「進化しすぎた脳」を今週ずっと読んでいたので、だいたいセミナーの内容は予想できたが、予想以上に面白かったし、ちゃんとしていた。脳の自発活動に注目して、大脳生理学の手法で海馬などの神経回路を調べているのだが、実験の人とは思えないほどシステムとしての脳のとらえ方を意識した研究をしていた。特に、「構造+ホワイトノイズ=機能」という考え方は、自分もぼんやりとそう考えていただけに納得させられた。実験では詳細な記述は得られるが、得てしてシステムとかダイナミクスの視点が抜けていることが少なくない。「脳をわかる」とは何なのかを自問自答しながら、自分なりのアプローチでそこに迫って行く、その池谷さんの姿勢はとても好感が持てた。僕は、オリジナル論文が1本出たばかりのまだまだの駆け出し研究者(次号のArtificial Lifeに載ります)。優秀な研究者を目の当たりにして、負けずにがんばろうとポジティブなモードになった。
日曜日, 4月 08, 2007
レトロで大人の喫茶店~茶房 武蔵野文庫
吉祥寺はいい感じのカフェや雑貨店がたくさんあって、散歩がとても楽しい。中には、猫がいる喫茶店なんていうのもある。先週、井の頭公園で花見をしたあと、前回は行かずに気になっていた喫茶店、茶房 武蔵野文庫に行ってきた。(携帯で撮ったのを保存し忘れたので写真がないけど、このHPで詳しく紹介されています。)僕は、茶房ババロアと炭焼きコーヒーを、彼女は抹茶アイスとウィンナーコーヒーを注文した。心地よく苦いコーヒーは僕の口に合った。彼女には少し苦過ぎたようだが。ババロアはレモン味で弾力があってとてもおいしかった。隣のテーブルでは、カレーを食べているお客さんがいて、食欲をそそる香りを放っていた。今度行ったらぜひ食べてみたい。この店の両隣とも素敵なカフェで、三軒がこの小区画に納まっている。日曜日はどのお店もかなり混んでいる。ちなみに前回は左隣の多奈加亭に行った。多奈加亭のケーキもとてもおいしいです。
僕的採点:
・コーヒー:☆☆☆(コーヒーは600円ぐらい)
・ケーキ:☆☆☆(ババロアはさわやかなレモン味)
・雰囲気:☆☆(日曜は混んでいて長居はできない)
僕的採点:
・コーヒー:☆☆☆(コーヒーは600円ぐらい)
・ケーキ:☆☆☆(ババロアはさわやかなレモン味)
・雰囲気:☆☆(日曜は混んでいて長居はできない)
日曜日, 4月 01, 2007
ネコを撮る
僕は大の猫好きで、道で野良猫を見つけると人目も憚らず、ついつい「にゃん!」と声をかけてしまう。不意を突かれた猫はハッとして、こちらがにゃんにゃん言っていると、声にならないような声でしぶしぶ「にゃ」っと返してくれる。最近は、理研の入り口の守衛さんの横にちょこんと立って日向ぼっこをしている猫が気にいっている。冬にはここに守衛さん用のヒーターがあったから、それいらい習慣になっているのだろう。
さて、最近読んだ新書の中で気に入ったのが、動物写真家、岩合光昭さんの「ネコを撮る」とう本。ファインダー越しに猫たちを見てきたプロの思いが語られている。数年前に、岩合さんの写真展で目にしたことのあるかわいい猫たちの写真も堪能できる。特に僕が好きなのは、p.163に写っているアスワンの少年と猫。お互いの顔が似ている。自分も何度か猫をデジカメでとったことがあるが、構図がしっかりしていて、こんなに生き生きとした写真をとることはできなかった。ネコの写真を撮るコツなども書かれていて、お得な一冊です。
さて、最近読んだ新書の中で気に入ったのが、動物写真家、岩合光昭さんの「ネコを撮る」とう本。ファインダー越しに猫たちを見てきたプロの思いが語られている。数年前に、岩合さんの写真展で目にしたことのあるかわいい猫たちの写真も堪能できる。特に僕が好きなのは、p.163に写っているアスワンの少年と猫。お互いの顔が似ている。自分も何度か猫をデジカメでとったことがあるが、構図がしっかりしていて、こんなに生き生きとした写真をとることはできなかった。ネコの写真を撮るコツなども書かれていて、お得な一冊です。
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