遅ればせながら、上野の
東京国立博物館で開催されている
レオナルド・ダ・ヴィンチ展のレポート。今回の目玉は「
受胎告知」。行ったのが夕方頃だったので意外にすいていて、すぐに受胎告知を見ることができた。受胎を告げる天使ガブリエルと処女マリアが、計算されつくされた構図の中に整然といる。細部にわたる緻密さと全体の調和、ダ・ヴィンチ初期の傑作と言われるのもわかる。この絵は、右斜めから見ることが仮定されて構図が組み立てられているそうだ。1974年には「
モナ・リザ」が初来日して、ものすごい混雑になったのをテレビで見たことがある。僕自身は国際会議ECAL2003に行ったついでにルーブル美術館で本物を見た。意外に小さかったのと、防弾ガラスの完全防備にびっくりしたことを覚えている。芸術だけでなく、天文学、物理学、解剖学、建築学とマルチに才能を発揮した天才ダ・ヴィンチ。改めてその才能に敬服した。
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