Chuckが「Beautiful!!」と絶賛していた「おくりびと」(英題 Departures)を近所の映画館で観てきた。監督は滝田洋二郎、主演は本木雅弘で、この作品は2008年度アカデミー賞外国語映画賞を受賞している。
チェロ奏者の職を失った主人公が、夢破れ、妻とともに故郷に帰り、そこで納棺師という奇妙な仕事に出会う。そして、この「安らかな旅立ちのお手伝い」を通じて、人の生と死、家族愛などが描かれていく。人の死という重いテーマを扱っているにも関わらず、ユーモアやアイロニーが散りばめられ、暖かな雰囲気に作られている。話の伏線も見事。映像も音楽も美しい。
映画館には、年齢層が高めの人たちが来場していて、会場は笑いと涙に包まれた。映画が終了すると、自然と拍手が起こった。ハリウッドの超ハイテクなどなくても、物語の切り口や見せ方の秀逸さで、人を自然と感動させることができる。日本では既にDVDが発売されているので、まだ見ていない人にはお勧めです。ハンカチを忘れずに。(Link: Los Angeles timesのReview)
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