火曜日, 5月 04, 2010

雲の向こう

 雲の向こう、と言っても天国の話ではない。本屋に行くと、「クラウド」というキーワードが入った本をたくさん目にする。クラウドでビジネスが変わるだとか、ライフスタイルが変わるだとか。文字通り雲をつかむような話だ。
 要するにクラウドとは、インターネットをベースしたコンピュータの利用形態のことらしい。もっと言うと、手元のコンピュータをインターフェイスとして、ネットを大きなコンピュータとして利用する、ということ。ブラウザを立ち上げると、数リック先の向こう側には、無数のコンピュータからなる雲があり、様々なサービスが提供される。ワープロ、表計算、ブログ、写真や動画共有などなど。それがどんな仕組みで動くのか、データは物理的にどこにあるのか、ユーザーは一切知らなくてよい。全ては雲の住人がやってくれる。
 iPadなどのスレート型端末の登場によって、クラウド化は加速度的に進むのだろう。この辺りの最近の事情を外観するのに、この本が分かりやすかった。


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