木曜日, 8月 26, 2010

月を撮る

 本郷で輪読会とミーティングをした後の家路。お茶の水の駅へ向かう途中橋に人だかりができて、みんな携帯のカメラで写真を撮っていた。何だろうとカメラの先を見ると、まんまるなお月様が空に昇ろうとしている。しばらく見とれていた。
 最近の暴力的な太陽とは違い、控えめにやさしく街を照らしている。僕が見てようが見てまいが、27日の周期で月は地球のまわりを回っている。少しずつ角運動量を増しながら。その温厚さと実直さを目の当たりにすると、自分はまるでなってない気がする。そんなことも、お月様はするっとまるっとお見通しかもしれない。

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