論文をジャーナルに投稿すると、通常2〜3名のレビューアが審査し(トップジャーナルの場合は査読もされずほとんどがリジェクトされる)、エディタが最終的に掲載の可否を判断する。レビューアの仕事は基本的にボランティアで、同じような研究をしている研究者が、忙しい合間をぬって論文を読み、チェックして、コメントをする。
一方、自分がレビューアとなって論文の審査をすることもある。僕も何度か勤めたことがあるが、論文を読んで理解するのは時間もかかるし、適切なコメントをするのはとても難しい。論文の不備にばかり目がいってしまい、辛口のコメントをしたくなることもある。(さすがにここまでひどいことは書けないが)しかし僕は、論文の内容の正確さだけでなく、ユニークな部分を積極的に評価し、ここを直せば採択というポイント探しながら査読するよう心がけている。目の前にある論文が世紀の発見なんてこともあるかもしれない。
この本は生協で見つけたのだが、論文の書き方ではなくて査読のコメントの書き方についての珍しい本で、とても参考になった
。
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