火曜日, 7月 21, 2015

もうすぐ夏休み

 昨日は、世間的には海の日で祝日だったが、非常勤の大学で期末試験があったので、試験監督のために出勤した。
 情報リテラシーの講義は今年で2年目。講義内容は昨年とほぼ同じだが、学生のレベルは昨年よりも落ちたと感じる。演習をさせると、たいてい不測の事態が生じるのだが、想定外のものが多くて当惑することが多々あった。
 昨日もびっくりするようなことがあった。
  • 提出用USBに学生番号と名前を書いたシールを貼ってきなさい、と授業で何度も念を押したにもかかわらず、守らない学生が続出
  • 試験直前になって、プログラムが動かないと言ってくる(授業で何度も説明した設定をしていないため。話を全く聞いていない。)
  • 試験直前になって、プログラムを作るソフトはどこからダウンロードするのかと聞いてくる(授業中、一体何をやっていたのか?)
 授業を聞いていないことに起因するこれらのトラブルには、呆れるしかない。1クラス100人以上もいるので、教員一人で個々に対応するなど不可能。
 今年度は3コマ担当しているので答案の数は約300。実技試験のファイルもあるので(約300個のUSBを抜いたり差したり...orz)、合計約600の答案を採点しなければならない。1日に100やるのが限度だ。
 仕事なので粛々とやるしかない。採点が終われば晴れて夏休み。

土曜日, 7月 18, 2015

ほがらかな道

 偉大な知の巨人がまた一人去った。2008年、ノーベル物理学賞を受賞された南部陽一郎先生が亡くなられた(当時のブログ記事)。物理を学んだ者なら南部先生を知らない人はいない。
 学部、修士と素粒子物理学を専攻していたので、南部先生の本、特に「クォーク」はよく読んだ。ブルーバックスとは思えないほどの内容で、そんじょそこらの教科書よりもレベルが高い。
 Yahooニュースの記事にこんなコメントが載っていた。
「私が夫と出会ったのは、宝塚にあった陸軍の研究施設でした。私の一目ぼれでございました。それ以後、豊中、アメリカのプリストン、シカゴ、そして再び日本へ。苦労もありましたが、70年あまり、ほがらかな道をともに歩んでまいりました。夫を失い、ただただ悲しみにくれています」
 大変な研究者人生だったことは想像に難くないが、ご婦人をして「ほがらかな道」と言わしめる。南部先生が研究者としてだけでなく、人間として偉大で魅力的であったかを物語る。

木曜日, 7月 09, 2015

人生はニャンとかなる

 気分はズンドコである。iPhone (といっても白ロムで、iPod touchとして使っていた)を紛失した、または盗難された。昨日はほとんどの時間、研究室で仕事をしていた。部屋の外にいたのは、1)気分転換にスタバにいった時、2)専攻会議の時、そして3)トイレ、だけである。このうち、iPhoneをもって出かける可能性があるのは1)と3)だが、おそらくスタバに置き忘れたか、取られたかのどちらかだろう。
 なぜ盗難を疑うかというと、iPhoneを遠隔で探したところ、中区錦あたりにGPSの位置情報の記録が残っているからだ。そんなところに行った覚えはない。そして、置き忘れなら、落とし物として大学に届けるはずなので、故意に持ち出したことになる。
 というわけで、このiPhoneが再び手元に戻るのは絶望的となった。油断していた自分のせいではある。義兄から中古で3万円で譲り受けたものなので、新品をなくすよりはまだまし、という考え方もあるが、しかしまあ、高い勉強代を払ってしまった。
 この本を読んで元気をだそう。人生はニャンとかなる。そして、世の中には絶望的に嫌なやつもいるが、そいつはジャガイモだと思うことにする。ジャガイモだから仕方ない。

水曜日, 7月 01, 2015

福笑い

 毎週月曜は非常勤の仕事があるので、7時半には家を出る。車の中ではだいたいZip FMを聴いている。この時間にやっている番組で、ポジティブをテーマにしたコーナーがあって、それを密かな楽しみにしている。
 「子供が生まれて初めて、自分の両親の愛と偉大さに気づいた。親孝行しようと思う。」 そんなリスナーの話を紹介した後、かかったのがこの曲だ。高橋優の「福笑い」。確か東京メトロのCMに使われていたと思う。すっと自然に涙が流れた。このリスナーのコメントとこの歌のストレートな歌詞に。