土曜日, 2月 25, 2017

ディープワーク

 ここ数日、ブルーミンは春の訪れを感じさせる暖かさである。そんな中、旅行中の失態や風邪がなかなかなおらず、気分はやや下降気味である。加えて締め切りの山...orz。
 このところ気分転換も兼ねて行きも帰りもバスを使わずに、ポッドキャストを聞きながら通勤・帰宅している。最近よく聞いているのはRebuildという番組で、サンフランシスコやシリコンバレーのプログラマーの生の声が聞けて面白い。もし研究者をやっていなかったら、そういうところでプログラマーになっていたかもしれない(日本では絶対に嫌だけど)。
 Rebuildで紹介していた本で、Deep Workというのが面白そうだった。いろんなものがコンピュータ化されてネットでつながったおかげで、本当は人間はもっと生産的になっても良さそうなものだが、SNSやネットのせいでかえって生産性が落ちて、頭を使う本当に大事な仕事(Deep Work)がしづらくなっている、というものだ。
 研究者の場合もShallow Work(浅い仕事、要するに雑用)ばかりが増えて、鉛筆を持って紙とにらめっこするような頭を使う時間はどんどん減っている。気がつくと、おそらく誰も読まないであろう(しかも、WordやExcelでフォーマットされた)レポートを書いたり、なんだかよくわからないメールを書いていたりする。Deep Workこそが大事で、あとは瑣末なこと。

 

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