こんな不安な気持ちで新学期を迎えたのは、東日本大震災以来だ。2011年3月は学振研究員の最終年で、定職が決まっていなかった(4月からは、任期制の研究員になることが決まっていたが)。
そして、今年2020年はコロナ禍である。3月初旬には、「4月になれば落ち着くだろう」と思っていた。しかし、収束には向かわず、危険な状態が続いている(世界に目を向けると、信じられないような惨状である)。
名古屋では介護施設やスポーツジムでクラスターが発生して、死者数が全国で一番多くなった。しかし、クラスターが全て特定できていたので、その後は小康状態が続いている。
心配なのは東京である。4月に東京出張が予定されていたが、名大から「(公私共に)東京と大阪への出張の自粛要請」が出たため、会合はオンラインになった。
今は粛々とオンライン講義の準備を進めている。数日前までは、対策を施した上で対面授業する選択肢も残されていたが、昨日、(演習や実験を除く)講義はオンラインにするという決定が下されたのだ。
こんな状況でも仕事ができるのは、大学教員の恵まれている点。今、教育と研究をがんばらなければ。
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